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ロックンロール黄金伝説4 the who

第4回 バンド名のダサイThe WHOの巻

まずはじめにいいたいのは「どこがマキシマムR&Bなんスか?」という事です。彼らにR&Bのニオイはまったくしません。
むしろマキシマムサーフミュージックといった方がふさわしいと思います。
なにせ彼らのグルーヴはマッシロだからです。

特にライヴでのベンチャーズにはノリがとても似ています。キース・ムーンはメル・テイラーを意識していたにちがいありません。
そのフィルインやつっこみ気味のタイム感など正に完コピといった感じです。

逆にルーツがまったく見えないのがベースのジョン・エントウィッスルで「アンタどっから来たの?」といった感じのプレイをします。
この人のドライブ感は本当にすばらしく、ビデオ「ロックンロール・サーカス」での「クイック・ワン」における演奏はなかなか誰にもこえられないレベルに達しています。

曲はやっぱり初期がいちばん好きで、特にシングルはほとんどホームランだと思います。
彼らのオリジナル7inchは音圧のスゴさもあって、それをきくと「CDイヤイヤ病」にかかるおそれがあるので聴かないほうが身の為かもしれません。

彼らのいい時期のシングルはほとんど見つけたんですが「Dogs」だけが見つかりません。ファンタイムのマスターにきいたら「私も見たことがないんですよー」と言ってました。この曲スゴくスキなのに。


(2000/4/12)


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