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株の売買の方法

株式を買ったり売ったりするときには2つの注文方法があります。

1つ目が「指値注文」、2つ目が「成行注文」です。

「指値注文」ってなに

株を売ったり、買ったりするときの値段を自分で決める注文方法のことです。この、自分で決めた値段のことを「指値」といいます。

例えば「1株500円で300株で買いたい!!」「1株600円で500株売りたい!!」ということです。

ここで言う、500円、600円が指値です。

指値注文では、指値が株価以下じゃないと売ることができませんし、指値が株価以上じゃないと買うことができません。

例えば株価が500円とすると、指値が500円以下じゃないと売れないし、指値が500円以上じゃないと買えないよね、ということです。

宝石で考えても、定価より安く値段設定すれば売れるし、定価より高いお金を出さないと買えないよねっていう同じです。

「成行注文」ってなに

株を売ったり、買ったりするときの値段を自分で決めない注文方法のことです。

例えば「300株買いたい!!」「500株売りたい!!」ということです。

株価を500円とします。成行の買い注文を出すと、取引時間中で株価(500円)に最も近い、500円より高い金額で注文が成立します。売り注文の場合は、取引時間中で株価(500円)に最も近く500円より安い金額で、注文が成立することになります。

例えば、取引時間中での株価が500円とすると、株価に最も近く、500円より高い金額である501円で買い注文が成立し、株価に最も近く、500円より安い金額である499円で売り注文が成立します。

「指値注文」と「成行注文」どっち使えばいいの

価格重視なら指値注文

取引重視なら成行注文

指値注文の場合、価格を自分で指定するので、希望金額通りに株の売買を進めることができます。

一方、成行注文の場合、取引期間中の株価に最も近い金額で、買いもしくは売りの注文が成立します。したがって株価が暴落し始めた際や、株価が急上昇する見込みがある場合など、絶対にこの取引期間内で契約を成立させたいという場合は、成行注文を用います。

例えば株価が暴落し、1株600円だった株価が、取引終了時に1株300円だったとします。この時暴落を見込んで指値400円で売り注文をおこなっていたとします。今回の取引で、手放したかった株を手放せませんでした。

逆もしかりで、株価の急上昇をみこんで1株600円だった株価が、取引終了時に1株900円となったとします。この時急上昇をみこんで800円で買い注文を行っていた場合、取引は成立しません。意地でも買いたかった株を買えませんでした。

したがって、価格を重視できる場合は「指値注文」
取引を完結させたい場合は「成行注文」を用います。

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