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ホテルそれは異空間

ホテルと聴いて何を思い浮かべたでしょうか?
ホテルはさまざな人が利用をされます。
ある時は旅行者が宿泊施設として,地元民が結婚式場,年末年始の宴会として,ビジネスホテル,シティホテルでは利用用途が色々異なります。ビジネスホテルは完全に宿泊特化型ですね。

今回はホテルスタッフ時代に起こった
出来事のお話し。。。

私は,シティホテルとビジネスホテルで
働いて来ました、新人で入社をすると新入社員,中途入社関係なく必ず試泊( 試し宿泊 )で,しはく と言う物をさせられます。まぁ,ビジネスでの仕事は短いので今回の話はシティホテルでの事になりますが,試泊は,ホテルに来るお客様になったつもりで1泊し,お客様目線で物を見て感じましょう!と言う宿泊部の新人に限った新人訓練の1つです。

新人訓練なのでお金はかかりません(笑)
部屋に泊まり部屋の備品全て使ってみてOk
後々の接客に役立たせる為!翌日は朝食会場へ行き朝食を食べ見て感じた全ての事をレポートとして提出と様々な訓練を新人は受け1人立ちをしてお客様の前に出ます。

そ~して私も色々なホテルでホテル従業員をしてきた。冒頭で様々はお客様が利用すると言いましたが,ほんとに100人いれば100通りの接客方が出てくる程です。

その中で私が出会った面白かったり,怖かった不思議なお客様のワンシーンづつ少しご紹介!

Scene1: 朝から晩までオバちゃま

それは,私が新人指導を任され朝から
2人一組で行動をとっていた日の出来事。
新人さん1名後ろに引き連れ宿泊のお客様をフロント~客室へご案内でいつもの様にエレベーターホールへ来たら,今にも折れてしまいそうな細いご年配のおばちゃまが4機ある
エレベーターの真中に立っていらっしゃいました,私はお客様のご案内中お話ししながらも既に異変に気づいてしまいました!

その日は朝から館内が賑わっていてエレベーターホールにも沢山のお客様が行き交っていたのですが,明らかに周りの雰囲気から浮いてたからです。その大きなつばのついた結構素敵な帽子を被り昔の華族の方が着ていそうな,お洋服の出で立ちのご婦人だったので

まさかとは思ったが私の異変察知レーダーが作動してしまったのです。お客様と新人を連れてエレベーターに乗り込もうとした時に私は聴こえてしまった!細いご年配のご婦人は斜め上をジッと見つめ,こう言ったのです...

オバちゃま:「降りて来なさい! 何をそんなに恥ずかしがっているの?....」「早く降りてらっしゃいてば..」🤪

あぁ....もぅお気づきでしょうか...皆さん
朝から早くも危ないお人が紛れ込んでます...

こんな時, 私の頭にはいつも突如として流れ込むメロディ🎶と言葉が有ります... ソレは...

姉さん! 事件です! と言うフレ~ズが必ず流れ込むんですょ(笑)高島政信の声がこのメロディ🎶と共に鳴り響くんです....😅

そんなフレ~ズが鳴り響く中客室案内を終え新人さんとロビーへ戻る途中,例のオバちゃまは未だ同じ場所にずっと居ました,お客様のご案内を何度か繰り返し休憩時間が来て休憩終って戻って来て又新人さんとお客様のご案内を続け新人さんの帰る時間になりやっと新人指導から離れ1人になり残業になり0:00を過ぎた頃お客様を連れて客室へご案内しようとエレベーターホールへ行ったら未だ同じ場所に( ゚д゚)ハッ! オバちゃまが!

何時間も同じ場所で,斜め上を見つめ他の人には視えない何かにずっと話しかけているではありませんか❗

オバちゃま: 「いぃ~から早く降りきなさい」
「xxxちゃんコッチ迄おいで」と言いながら何やらお経みたいなのを唱えだしてた....😰
いい加減, 私も段々怖くなっていきました....
だって,私が新人で入社して初夜勤の日に聴いてしまった,ある言葉を思い出したからです...

初夜勤の日出勤早々にロビーに出ようと扉に手をかけたとき後ろの方で施設管理のスタッフさん2名の多分夜勤明け?のおしゃべりが聴こえてしまったんです。

施設A:「昨日のxxx時によぉxxx階のxxx辺りで見ちゃったんだょ~」
施設B:「やっぱりなぁアソコの場所居るんだよなぁ出たかぁ~」

入社早々に何人かの先輩から聞いた噂が現実味をました瞬間でした😭....

そぅです!皆さんアレですアレの事です
👻👻👻歴史の有るホテルなので出るらしぃとは聞いていたものの霊的なものが一切合切ダメな私にとっては由々しきたる最悪な事態となってしまったのです!これから初夜勤だと言うのに怖すぎる!

視えない物は信じない!と言う方は多くいらっしゃるとは思いますが霊は確実に居ます☝️
1度だけ私も過去に視ました!父が亡くなった時に父の霊を...その時は半透明でユラユラしていた...

とここで,オバちゃまの話しに戻りますが,
そんなこんなで,施設の人の話しを思い出しちゃった為に今ここで視えない何かに話しかけてるこのオバちゃまは確実に視えていての
行動か?それともタダの変な人?私は怖すぎて完全に怯えきりその日の夜勤メンバー責任者と夜勤マネージャーに報告と思い朝からこの時間迄ずっと居る事と言動をこと細かくジェスチャー付で報告をしました(笑)

すると数分後すぐ近くのpolicestationから
警察の方がやってきてオバちゃまが連行されました...。

本当なら見つけた時に報告せねばイケない事かもと思いつつも,ひっきりなしにチェックインが有り忙しくして,まさかの夜迄居るとは思いもしなかったのでの出来事でした。

Scene2:真冬の年末年始周辺は要注意?

新人時代夜勤の仕事にもようやくなれ1人で夜勤の仕事にも慣れた頃の出来事です。
その日は,避難訓練の前日夜は0時以降一時的に停電にする日になって居ました...なので,遅い時間に帰館されたお客様や運悪くその時間にチェックインされたお客様の場合エレベーターが使えないのでその場合は私達ベルスタッフが非常階段から懐中電灯片手に案内しなくてはならない事に!😑そんな面倒い日でした。

そんな日に夜もふけて来た時間有る男声客が
走って荷物も持参でフロント迄来て急に部屋替えを申し出て来ました...。そしてかすかにフロントマンに伝えた部屋替え理由が聴こえてしまった...😑😰

はい,なんと!その理由は出たというのです!
その瞬間私は気が遠くなりました...
👻👻さんですょ...本当にやっぱり出るのだと確信した瞬間第2段ですょ😭

OMG!🧟 私は当たりたくない!絶対こんな
停電で明かりも無い時にしかも,出たとか
聞いちゃった後で絶対に部屋迄のご案内なんて冗談じゃない!そぉ思いベルカウンターから離れフロントから見えない場所に行こう!と 動いた瞬間フロントマンに気づかれお声がかかってしまった気づくと私の周りには先輩も居ない...そうです既に先輩は先に仮眠休憩で夜勤専門マネージャーは見回りで居なかった....

私は観念して,懐中電灯片手に女優になりきりました😭...笑顔でお客様を非常階段から客室へ新しいお部屋へご案内しましたとも...
部屋が幸い低い低層階だったのが良かったが
部屋へ送り届けロビーへはもうスピードで帰りました怖すぎて。。。

その年の冬ホテルでは大変な事が起きました!

夜中に救急車が正面玄関に止まり救急隊員がとある部屋へ急いで行きました。
部屋でお客様が亡くなったらしくご年配だったらしい。。そして年末になり年末にも同じような事が起きた,そんな現場を仕事中に目撃し嫌な年末だなと思っていたら,年が明けて

年始早々チェックアウトの時間になっても降りて来ないよく来る常連のお客様この方もご年配ですが,おかしいなと思ったフロントマンが夜勤明けのフロントマンと夜勤明けのベルマン2人で部屋へ行ったところなんと部屋の新聞受けに新聞が3,4日分位溜まっていた...

恐るおそる2人が部屋に入るとキツイ臭いと共にその部屋のお客様が亡くなった状態を発見! 私は早番で早朝出勤していた為に目撃してしまった光景は言うまでもなく大変だった...警察と救急車が一斉に駆けつけ新年早々忙しい1日の幕開けとなった日だった...

何故(・・;そんなに新聞が溜まる迄気づかなかったか!なんとドアノブにDon’t Disturbの札がかかっていたから!

皆様,このDon’t Disturbとは一体,
何かご存知だろうか...
そぅです。(部屋に入らないで下さい)
(起こさないで下さい)と言う印の札なのです

これがかかっていた為にどのスタッフも1度も部屋に入らずにチェックアウトの日を迎えていたのです...お客様の遺体を発見したスタッフにとってはこれ程血の気が引く思いはなかったことでしょう....

私の実家,お家は病院だった為何度となく見てきた光景で慣れていたが,流石に自分が普段接客して話した事の有るお客様がとなると,
なんだか複雑な気持ちになった。
冬の寒い日はご年配の亡くなる率は高まるんです! 実際に病院でも同じです冬の寒い日は多いのです. ...

その後お客様が亡くなったその部屋は暫くの間売り止め中止になっていた....私自身は部屋の前を通る事が非常に怖かった何か視てしまいそうな感じがして...と言うのも暫くの間ずっとぃや~な空気がずっと漂っていたからだ...

Scene3:それは,まるで志村けんのコント?
次回につづく....

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