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「和」着物の魅力・藍の魅力

着物の魅力について
箇条書きにしてみました。
・絹の光沢となめらかな、肌触り。
・同じ物がない、オリジナルなデザイン性。
・季節に合った柄行、繊細な表現。
・慶弔の幸せに、健康に、長寿や家庭円満など意味のある柄
・繊細な色の配色やぼかし。
・金彩の煌びやかさや絶妙な使い分け
・織の表現により地模様がさまざま
・糸を染めてから織る紬は日本全国にある
・織ってから白生地から染める反物、付下げ、小紋、無地
・絵羽にして柄付けした訪問着や振袖、留袖。

どんな場面で着るのかフォーマルとカジュアルの大きく2つに分けて考えるとわかりやすいです。
それと季節により素材が違いますので夏は夏に適した生地や織の物があります。
自分の着物の種類を見てみたらフォーマルな物がほとんどでした。

子供の頃、母から、季節や年中行事、人生の節目には着物を着せてもらいました。 
母が仕立てを内職として着物に関わっていた関係で着物に触れ合って育った環境でした。

子供物には大きく分けて4つのサイズの仕立て方があります。
・一ツ身と言われるサイズは
赤ちゃんの頃
肌着には麻の葉の模様で健康ですこやかに育って欲しいという願いが込められています。
七五三が子供の成長に欠かせない節目として健康やお祝いの願いが込められた行事としてご存知ではないでしょうか。
・三ツ身といって3歳前後に着れるサイズです。
・五ツ身は5歳前後をいいます。
・四ツ身は身長120センチ位の7歳前後のサイズをいいます。
・本断ち四ツ身は150センチ位の身長の十三参りの頃12〜13歳位が目安になります。
150センチ以上になると大人サイズになります。

大人サイズは基本、オーダーメイドがマイサイズと言われて自分に合った着やすい物になります。
自分のサイズを知ることから着物が
着やすくなります。
一般的に着物にはサイズがないと勘違いされている方がいるようですが。極端に言えばS〜Lサイズが着物でも同じにはならないという事を知ってもらいたいものです。

1月 お正月、初詣、成人式、新年会
2月 節分会、初釜
3月 桃の節句 雛祭り、卒業式、謝恩会
4月 入学式、お花見
5月 春祭り
6月 結婚式
7月 夏祭り、
8月 お盆、法要
9月 彼岸供養
10月 衣替え、感謝祭、収穫祭
11月 叙勲、表彰式
12月 年末の挨拶周り

着物のコーディネートで悩む方は着物にどんな帯を合わせたらいいかとか、決まりがわからないという場合は

染めの着物には織の帯
織の着物には染め帯と決まりがあります。
着物の中に使われている1色を帯や帯揚げ、帯締めに合わせるとまとまりある組み合わせになるでしょう。

着物の格を意識すると
正装、準礼装に合った帯は織の帯になります。
この組み合わせはフォーマルの場面では気をつけていただいた方がよろしいかと思います。
基本を知っておく事は大切ですね。
カジュアルな着物であれば好きなコーディネートでいいと思います。
素敵に着こなしている方が増えてきているので楽しんでほしいですね。

そして、藍染めの藍に魅力を感じたことを書いていきます。

きっかけは実家の母が在宅で父の介護をしていて畑作業を唯一の楽しみにしていました。それまでは
母は以前、着物つながりで着付けや茶道を習っていたのです。
父が病気になり転倒した事がきっかけで在宅介護になりました。
母が鬱憤を晴らすことが出来ないと呟いていました。
どうしたら母が家にいながら楽しめるのかと検索をしました。
見つけたのが、藍の種でした。
栽培をして染色をする楽しみが母を元気にするかもしれない。と思い母に話して種を購入しました。
畑のすみの辺りでもいいから栽培をさせて欲しいとお願いをしました。

それから毎週、お休みの日は実家に足を運んで藍にドップリ浸かっています。
1年目は栽培がわからないところからネットで調べたり、藍染めをされている宮城県の無形文化財指定の千葉家に足を運んでお話しをきいたりしました。実際にお話を聞いてみてネットにはない貴重な内容を知ることができたりとても参考になりました。
私が結婚前の26〜7年前にその宮城県の千葉家に父と母と3人で訪れていました。有名な着物雑誌に掲載されていた内容は藍と麻を栽培して機織りして反物にし、藍染めをしているという事を知りました。
自宅から1時間かからない場所であり母が藍に興味を持っていたのもその時に知りました。
藍の事を調べていくうちによく知っていた効能は防虫、消臭、抗菌効果でした。他にも自分が知らない効果があり凄い!
と思う気持ちと沢山の人にお知らせしたい。
という思いが強くなりました。藍を活用したアイデアが湧いてきたり、実現できたら凄いなぁとか。1人で勝手に盛り上がっていました。

地元の平泉、中尊寺に納められている紺紙金銀交字一切経という850年前のお経が藍で染められていたのではないか。と気がつきました。虫にかじられることもなく綺麗な状態で今の時代に伝えられています。
私が平泉に嫁いだきっかけの1つに藍とつながりがあるように感じました。


私が藍の種を購入した時期からNHKの朝ドラで「おかえりモネ」や大河ドラマでは渋沢栄一が藍に関連した事業の内容だったらしく。テレビは観ていなかったので詳しい内容はよくわからないですが。
流行りの中にいたみたいだなぁと勝手に思っていました。
その思いだけで物事は進むかというと1人では出来ず週1のお休みだけでやろうとするには無理がありました。
実家の母に頼ってしまう場面も少なからずありますが誰が主体なのかと思うほど母が積極的に作業を手伝ってくれました。
私が当初、藍の栽培を始めたきっかけの目的は達成したかな。と思います。今年はスカーフを染めて母にプレゼントすることができました。そして地域の方たちに種をお分けしてシルクのスカーフを染める体験会をして町の文化祭に展示していただけました。

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