見出し画像

3年間経済学を学んで得た気付き〜数学や英語の必要性等〜

こんにちは。記事を開いて頂きありがとうございます。今回はタイトルにもあります通り、私が経済学部に所属し学ぶ中で得た気付きや後悔等、
について主に3つのトピック(数学は必要か、ミクロ経済学の重要性、英語の必要か、について)に絞り綴っていこうと思います。

まずは、様々な所で聞かれる大学の経済学部の受験に数学は必要かとの論争に1つの見解を示したいと思います。結論から言うと、真剣に新古典派経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学...)を学びたいと考えるならば、議論の余地なく必要だと思います。世間においてこの次に記す理解が欠落していると思うのですが、毎年高校生の一定割合は経済学部に進学するにも関わらず、彼ら彼女らの大部分は何を学べるのかについての知識が事前に曖昧な(私もそうでした)ために、わざわざ数学を学ぶ意義を見出せない人もいるのかなと推察します。だからこそ、世間に跋扈している「経済学部は潰しがきく」との今思えば謎以外の何物でもない言説だけを信じて入学した多くの学生が、想像と現実の学問とのミスマッチに苦しみ、潰しがきくどころか一瞬で潰されてしまい勉強をしなくなるのかなと思います。
例えばミクロ経済学の例を挙げると、費用の最小化問題などを考える時には微分のコンセプトを理解している必要があります。これは1つの例にすぎませんが、初級レベルであっても数学の理解を無しに学びを深められるとはとても思いません。もっとも、大学側としては学生数を集めたいので、仕方のない側面もあると思うのですが、この数学無しで多くの経済学部に入学できる現状は何だか歪んでいるなぁと述べざるを得ません。

次に、ミクロ経済学が経済学全ての基礎であるということについて書きたいと思います。私がこの重要な事実に気付いたのは学部2年次であったので、酷く後悔しています。具体的には、マクロ経済学を学ぶ時であっても、ミクロ経済学の基礎的な知識が欠落していると、初歩の段階で躓いてしまいます。その他の点で言うと、私が学んだ中では環境経済学、公共経済学、厚生経済学、産業組織論、ゲーム理論はミクロ経済学がベースにあるので、ミクロ経済学の基礎の理解が甘いと折角これらの学問に興味を持って探求しても、いずれ必ず壁にぶつかってしまいます。私は「基礎にかえらず」痛い思いをしたので、もし経済学を学ぼうと志している方に読んで頂けているならば、嫌でもミクロ経済学をツールとして使うために頑張って勉強しようということを記憶に留めてもらいたいです。私は今も学部1年、2年次に怠けていた学習を取り返すことに苦労しているので、私を反面教師にして下さい。

最後は、英語についてです。
英語も数学と並んで議論の対象となることがあります。英語は数学と違い議論の余地があると思いますが、必要性を私の身分で確言することが出来ません。なぜなら、(分野に依りますが)学部のレベルの教材であれば日本語の教材が充実しており、英語の教材に手を出さなくとも充実した学びが出来てしまうからです。修士や博士レベルになれば話は変わってくると思います。当然ながらそれらのレベルに達すれば、日本語で和訳された教材が存在しないことや論文の読み書きは基本的に英語であることが理由となり、一躍英語は必須ツールと化すと聞きます。
よって、英語は出来るに越したことはないが、学部レベルで必要かと言われると、数学と違い必ずしもイエスではないとの結論に達します。
ただ、今後の世代は英語が当たり前のように出来るかもしれないことを考えると、英語で学ぶ体験を得ておくことは重要だと思います。

今後学びを深める中で色々なことを考えると思いますが、今回はこの程度に留めておきます。

ここまでお読み頂きありがとうございました。私のnoteでは、メジャーリーグ、英語、そして今回のようにたまに経済学等の雑記を書き連ねているので、他の記事も是非お読みください。
フォローやコメント等を頂けると今後の励みになります。今回はこのあたりで。

それでは!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?