【ヒートテック、着てますか？】

寒さ増すこの季節に
毎年お伝えしたいメッセージです↓

＊＊＊

ある時、気付いてしまった
驚愕の事実。

『私は実に1年の半分以上を
ヒートテック（吸湿発熱繊維）と
共に過ごしている』……！！

10月から、場合によっては
5月初旬まで（！）。

さらに日中だけとは限らない。

共に寝ることだってある（！）。

愕然とした。

ヒートテックがカラダの一部、
もはや、皮膚ではないか…！！！

※※※

全国の冷え症さんの
ココロの隙間に入り込み、
冬の風物詩の座を
揺るぎないものにした、
恐るべしジャパン・テクノロジー。

『完全なる依存！』

それをうすうす気付いていて、
黙認し、
気温の低下の前に成す術なく、
敗北を感じながら
ソデを通している……。

さらに怖いのは、
いざ着始めてしまえば、
そんな敗北感すら
なくなってしまうということ。

一度使うとやめられない、
麻薬のような代物に、
今年もまた
手を染めてしまうのだろうか……！

ギャーー！！！（心の叫び）

※※※

ヨガが目指すものの一つとして
「依存せず自立する」
ということがある。

物質的にも、精神的にも、
他に依存せず、
自立するということ。

ヒートテックに感じる依存は2つ。

まず一つはカラダの依存。
「どうせまたあのぬくいやつ
着るんでしょ？」
と、カラダが甘え、
本来持っているはずの
寒さに対抗する力を
発揮しなくなる。

そしてますます寒さに
弱くなるという悪循環に。

もう一つはココロの依存。
「どうせ着ればいい」的発想が
生活の随所にあらわれる。
つまり、ぬくぬくしてると
気持ちまで緩む、
そんな気がするのだ。

若干、持論がうるさくなるが、
ヒートテックが普及すればするほど
人は寒さに弱くなり、免疫力も低下、
風邪もひきやすくなるのでは、と思う。

ヒートテックに依存するヨガ教師。
そんなヨギーはちょっとイヤ。

※※※

ヨガは「冷え」に対しても有効だ。
冷え症の人ほどその効果を
実感するのではないだろうか。
（実際に私がそう）

「手足がポカポカする」
「カラダの芯が温まった感じ」
参加される方の感想として
よく聞かれるものです。

「脱・ヒートテック」。

ヨガ直後のカラダの温まりや、
細胞が活性化し、
全身の血流が巡っている感覚、
そこに一筋の光を見ます。

モノに依存せず、
自分が本来持っているパワーを
引き出していくべし……！！

……と、散々言っておきながら
今年もこの冷え込みの前に
恐れおののいています（苦笑）

いつまで着ずに我慢できるか、
今年も『一人我慢大会』の
幕開けです。

でも、皆さん
これだけは言っときますが
『無理は一番いかんからなー！！』（口癖）