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CITIZEN - NAOMI EP

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はCITIZEN 「NAOMI EP」を紹介していきます!よろしくお願いします!

UKはロンドンのハウスミュージックプロデューサーCitizennが別名義である「Citizen」で、毎回官能的なジャケが特徴的な、イースト・ロンドンのアンダーグラウンド・パーティ「Love Fever」がスタートさせたハウス・レーベル「Love Fever Records」から2014年にリリースした作品。全体を通して響く重厚なキックの上に乗っかる声ネタなどのウワモノが若干のトライバル味を帯びた展開になっていく、怪しげながらも鼓膜を捉えて離さないディープハウスになっております!

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「Naomi」

ずっしりと響いてくる重厚感しかないドラムから妖艶な声ネタによって導かられていく精緻にプログラミング化されたディープハウスの世界…!終始響くシンセやパーッカションが曲に若干のトライバル味を持たせている辺りもたまらないです!曲中盤からの吸い込まれていくかのようなシンセ音からのドロップで一気に最高潮に持ち上げていきます。外見地味で中身は奔放、そんな特徴を体現しているトラックです!

2曲目「Naomi (Warehouse Dub)」

前曲をハウスミュージックの生誕地とされる「Warehouse」で実際行われていたようなパーティーの熱気を詰め込んだようなトラックとして再構築した作品。まるで密室の中でディスコミュージックや初期のハウスミュージックで踊り狂う当時のパーティーピーポーの方々が容易に想起されてくる様な密室的トラック!現代で言う違法レイブ的な風味も加味されています。アシッドではないけれども確実に人々を狂喜乱舞させてくれるようなビートアプローチが最高です。

3曲目「Closer」

怪しげな男性声のサンプリングがまるで夜へと聴き手を誘う指標になっているかの如く夜、しかもド深夜を想起させてくるトラック。夜といえども想起させるのは人々が熱狂している夜であり、それは熱気に包まれたフロア、男女が絡み合う一室、孤独にハードドラッグでトリップしているヤサなど奇しくも魅力的な夜世界がそこには広がっているように感じられます。そう考えるとこの汗まみれな黒人女性のセクシージャケにも合点がいくような?!


といった感じで今回はCITIZEN 「NAOMI EP」をレコメンドしていきました!某レコ屋の視聴で出音一発で購入を決めたこの作品。なかなかにエロチズムを感じさせてくれるトラックが集まっており最高です。エロチズムの間に見え隠れするトライバル味なんかがこの作品を単調で終わらせない仕掛けになってるのでは?と感じます!

今作は配信、ヴァイナルリリース共に行われています。残念ながらLove Feverのレーベル自体は公式サイトがマッチングアプリ的なサイトのなっていたり、2017年以降のリリースが見られないため活動終了の可能性が高いですが。amzonやjuno recordなどでデジタル、ヴァイナル共に購入可能ですので気になる方はチェックしてみて下さい!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325



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