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Sir Hiss - Wot EP

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はSir Hiss「Wot EP」を紹介していきます!よろしくお願いします!

ブリストルを拠点に活動を続けるアーティストSir Hissが2021年にリリースした作品。自身が主宰するレーベル「No More Mailouts」のヴァイナルリリース第2弾作品になります。以前のヴァイナルリリース作品で見せてくれたオリエンタルな雰囲気から覗かせる神秘性にダブステップ本来のダークさが掛け合わさった不穏でクールな1枚になっています!

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「Wot」ダブステップ本来の不穏さを前面に押し出してくれたダブステップオブダブステップなトラック。不規則なドラムパターンや粘りのあるダブのエフェクトなどがトラックの暗さを見事なまでに不穏へと昇華させてくれています!タイトルの「Wot」は機知などを意味する「wit」の3単現での用法で、「知る」的な意味合いで使われる言葉だそうな!

2曲目「Na Di Mi Na」サンプリングされたハープ?の音色を基調としながらも低音の凶暴性を秘めさした陰湿(褒め言葉として)ダブステップ。前述したサンプリングの元曲は「Francois De Roubaix - Les Dunes D'ostende.」(naminohana recordさんから引用させていただきました!感謝!)。中盤から入り込むサンプリングソースがバッチリとハマった怪作感あります。Sir Hissは前作も大ネタ使いながらもしっかりとしたダブステップに仕上げていたのが物凄い印象的で思い出されました。


3曲目「Schmetterling」これぞ不穏。不穏を超えて不審。決して派手な展開があるわけでは無いのですがボトムで鳴るベース音や途中の笛?フルート?の音が凄まじく不穏さを際立たせてくれています。タイトルの「Schmetterling」はドイツ語で「蝶」を意味しており、ここでラベルに描かれた蝶の伏線が回収されていきます。またタイトルの意味を理解して聴き直すと孵化後の蝶が夜に舞うイメージが笛の音から想起されてくるのが不思議、いや不穏です。(不穏言いたいだけ)


といった感じで今回はSir Hiss「Wot EP」をレコメンドしていきました!1枚を通しての不穏さもさることながら聴きながらラベルのイラストと照らし合わせると一つのストーリー的なものが見え隠れしてくるのが面白いです!

国内では今月から各レコ屋にて取り扱いが開始されたっぽいんで気になった方はぜひご購入をお願いします!

またレーベルのbandcampからもヴァイナル、デジタルともに購入できますのでデジタル派の人は是非!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325



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