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2021JAN_Kazuki_Odawara

俺とKazukiの出会いは長野のゲストハウス「LAMP」。The Saunaっていうフィンランドサウナに入りに行った時、水風呂の温度をKazukiたちに聞いたのを覚えてるなぁ。絶対冷たいだろうなと思って。「8℃らしいっす!」って教えてくれて。平日だったから「学生ですか?」って聞いたら「学生で、いまサウナのメディアを立ち上げようかなって思っていて、もしよかったら僕らのTiktokフォローしてください!」って言われたときは、やばいやつに声かけちゃったかなぁって思ったけど、とりあえず話聞こかなんつって、後日飲みに行ったよね。

笑笑
そういえば小田原にも「コロナワールド」っていうかなりヤバいサウナがあるんで後で行きましょ。COVID-19とは無関係なので風評被害がないか心配です。
懐かしいですねThe Sauna。ちょうどサウナに目覚めた頃でした。いまはいったんサウナのメディアやろうって話は止めてるんですけど、この前また山梨のサウナに遠征することがあって。箱根あたりを車で走っているときに同い年くらいの男の人が夜中の箱根の山道をクロックスで歩いてたんで「終電逃したんですか?乗っていきます?」って声かけて御殿場まで送ろうとしてたら「自殺しようかと思ってた」って。たしかにひどい身なりだなとは思ってましたけどびっくりしました。仕事が辛すぎて千葉から大阪まで歩こうとしてたらしく、最初はヒッチハイクしようと思ったらしいのですが誰も止めてくれなかったと言っていたので、まずは身だしなみから、と髭剃りとか着替えとかを買ってあげました。何が起こるかわからないですね、人生。でも僕らと出会わなかったらあの人どうなってたんだろうと思って。人の命を勝手に救った気でいます。

いやどんな体験してんねん。
てか最近はどう?院進するとかしないとか。

最近はずっとここでTOEICの勉強してます。僕はずっと小田原にいたし、小田原を出たいなとも思ったことなかったんで今まで英語に全然興味なくて。でも全然苦手意識があるわけではなくて、最近は自分の可能性を広げるためにとりあえずやってみよっかなって感じです。今700くらいなのでもうちょっとやり込んで800点くらい取れたらいいかなって思ってます。2月に試験受けてきます。

いいね、Kazukiって、とりあえずやってみよってスタンスが素晴らしいなと思う。すごい、俺も見習うところがたくさんあるというか、勉強させてもらってます。カズキってさ、人の話を本当に良く聞くよね。ただの良い子、じゃなくて、一旦聞いてみる。一旦聞いてみるけど、それが果たして自分のためになるかどうかちゃんと意識してるというか、分別がある気がする。ただ言われたままやるっていうよりか。

そうですね、多分、母親の影響が大きいです。僕の家は母子家庭で一人っ子で、あと犬もいるんですけど、でも教わる人が母しかいなかった。母はしきりに「大人の前に出て恥ずかしくない行動をしなさい」と言っていて。だから挨拶とか、そういうのはちゃんとしてたかも知れないです。で、母親のいいつけをちゃんと守ってると意外とラッキーなことがたくさんあって。少年野球の時の先輩に気に入ってもらえたり。その先輩はエースで4番で神みたいな人で。その人みたいになりたいなぁって思って、まずはその人の真似をとにかくしてました。相手がどういうことしたら喜ぶんだろうって考えてました。で、その人の話を続けると、とにかく周りに愛されながらもちょっと周りをうまくいじったりするような人で。僕はその人に気に入られようとして周りをいじって笑いにしながらも、嫌な感じにならないようにケアしたりするようになりましたね。そうすると自然に、今度は自分が人気者になっていったりして。サウナもそうですね。大学の奴らと飲み会があった帰りにその中の友達に「サウナ行かない?教えてやるよ、サウナ」って言われて。僕はその時サウナの良さをひとつも分かってなかったし、ぶっちゃけ興味もなかった。でも自分の好きなやつの言うことなら、信じてみてもいいかなって思ってついていきました。そしたら本当に気持ちよくて、「整う」とかよく言われますけど、まさにそれを体感して。またそれを今度は地元の仲間に輸出して、「サウナの入り方知ってる?」ってさも自分が気づいたように誘ったり。僕は周りの人に恵まれていて、「この人の言うことなら信じてみてもいいかな」って思わせてくれる人が周りにいることがすごく有難いですね。

Kazukiってさ「ストリート・スマート」と「アカデミック・スマート」のちょうど中間にいるというか、ともすればただのヤンキーというか(失礼でごめんね)、やんちゃなんだけど、一方でアカデミックな側面も持っているというか”優秀”て言葉をカズキに当てはめるのは少し乱暴な気がするね。なんでなんだろう。

高校の先輩との出会いがもしかしたら大きいですかね。あ、でも、中学2年生のときもターニングポイントだったかもです。僕は中学に上がって野球部に入ったんですけど、すぐに辞めちゃって。地元のいわゆる”元気な”奴らと一緒に本当に毎日くだらないことをして過ごしてました。でも、中学2年生の時にふと思うことがあって。俺、このままでいいのかと。片親なのもあって、自分もっとしっかりしないとな、自分の人生自分で幸せにしなきゃって思ったんです。で、中3になってそれまで絡んでたやつらと違うクラスにさせられて。でなんか丁度いいなと思ったので「ちょっとごめん。俺、勉強するわ。ごめん」って言って、めちゃくちゃ勉強しました。それまでは本当に勉強なんか全くやりたくなくて、成績はオール3くらい。先生たちも「韮山、変わったなぁ」って言ってくれて、応援してくれて、無事志望校に入れて。野球部を中学1年生の早々に辞めちゃってから中学時代本当に何もしてなかったので、未経験でもできる部活を探してラグビーに出会って。高校入学当初の2年生の先輩が、勉強もできてラグビーも凄くて。この先輩みたいになりたいと思って毎日勉強しました。最初のテストで学年の順位が張り出されて、学年で上から10番くらいで。めちゃくちゃ気持ちよかったんですよねそれが。毎日勉強してました。めんどくさかったんですけど、そこは承認欲求が勝ちました。最終的には平均評定4.9とかで、指定校で大学選べたんで、今の大学に進学しました。

自分に何ができるかを考えてみる

そうだね、俺は評定2.1とかだったから耳が痛いよ、すごいよそんなに頑張れるのは。Kazukiは一方で人に求められることもこなしながら、もう一方で自分のなりたい姿を信じる力が強いね。

そうですね、でも高校生のときまでは「周囲に求められること」=「自分がなりたい姿」だったので、あんまり苦労はなかったかもですね。どっちかって言うと大学に入ってからそういう成績が張り出されて承認欲求が満たされる、みたいなのないじゃないですか。だから大学の勉強は適当に済ませちゃいました。代わりに、じゃないですけど学校以外の場所で「何が楽しいのか」を意識するようになったかもしれないす。自分に何ができるかを考えてみる。

それでいうと多分スケボーもそうで。これ、俺たちが作ったんすよ。知り合いの先輩が市役所に勤めていて聞いたんです。ここは多分大丈夫って笑 別にそもそもスケーターだったわけでもないんですけど、「まずは形から!」と思って、跳べないのにこういう道具から作ってみて。笑 みんなでほんと毎日スケボーしてました。最近はあんまりできてないですけどね、スケボー。でもオーリーはできるようになったすよ。組コーンは飛べないですけど、空き缶くらいなら余裕です。ワンエイティが限界でした。
あとこんな話、記事にできないかも知れないんですけど、高校生の頃とかはみんなチャリで登校していたので、だいたい家はなんとなく近くて、帰り道、ジャンケンしてたんです。ジャンケンして、勝ったやつが帰りたい方向に進めるっていう。交差点があるたびにジャンケンして、夕方に解散しようと思ったのに中々帰れなくて夜中に帰ったり。そんなんばっかりでした笑
最近はガリガリ君ですけどね。

ガリガリ君?

今はもう大人なんで車移動の時にコンビニの前を通ったら1人一本ガリガリ君を買うんです。それを早食いして、1番遅かったやつが次のコンビニでみんなの分のガリガリ君を買う。でまた早食いして、遅かったやつが次のコンビニでガリガリ君を買う、っていうのをやってます。もちろん強制はしないんですけど、みんなそれを楽しんでる感じです。本当にしょうもなくてすません。僕は絶対に負けたくないので、手であっためてガリガリ君を溶かしてから一気飲みするっていう作戦を思いついてから、負けなくなりました笑 なんすかこの話。本当に大丈夫ですか?

ルフィじゃないけど

小田原って本当にいいところなんですよ。心の底からそう思ってます。少なくとも僕の周りはって話ですけど、本当にいい人たちに恵まれてるなって思います。友だちの友だちがどんどん輪に加わって行って、それを小田サーって呼んでるんですけど笑、仲良くなった大学の友達ができると「地元のアイツらに会わせてぇ、絶対合うわ」って思うんですよね。地元の奴らもウェルカムなんで、イケそうだったら地元に呼んでみんなで遊びます。最終的にみんなが仲良くなったりすると本当に嬉しいですね。とはいえ来てくれる友だちは絶対にアウェイな状態なのはわかってるので、最大限配慮してあげて「小田原楽しかったな」って思ってもらいたいなって思ってます。

あそこがおばあちゃんがやってた店なんです。今はもうやってないんですけど。僕ずっと小田原なんです。お母さんも小田原の人です。ちょっとダサいって思われるかも知れないんですけど、将来はなんか小田原でやりたいなと思ってます。心から「有難いな」って思える仲間が小田原にいる。自分の人生もう一回やり直せるチャンスがあったとしても、絶対に今のままが良いですね。今いる仲間にまた出会えるとは到底思えないから。自分の全てが小田原にある。いろいろ学んで、大きくなって、将来はずっと小田原にいたいなって思ってます。

Kazukiへ
あなたは「自分に関わる人間は全員幸せにしてやろう!」っていう意気込みがガンガンに溢れた、とっても素敵な人です。僕はKazukiみたいな人について行きたいなと思います。あなたはいわゆるスターで、人が羨む多くのものを持っています。あなたのことを妬ましく思う人もいるでしょう。あなたのことを嫌いな人もいると思います。
でも、そんな人も全部ひっくるめて愛して、KazukiはKazukiができることをやって下さい。たまにめんどくさくなることもあると思うけど、そんな時はゆっくり休んで、人生は長いと思うので。本当に応援してます。ガリガリ君は絶対にやりたくないけど、また遊ぼうね!
Gokiより

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