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NTT技術史料館がマジのオタク向けですごかった

東京に行く用事ができたので、そのついでに武蔵野にあるNTT研究所の裏手の技術史料館を訪れました。

技術史料館にはNTTの歴史のすべてが展示されています。本当にすべてで、電信の時代から電話の時代、インターネットの時代まですべて。そして、通信のための土木技術やケーブルの生産の資料など山盛りです。

全体的にオタクすぎて、一般人は全資料の3割もわからないんじゃないかという感じでした。私でも5割わかったかどうかという気持ちです。

1Fには誰でも興味が持てるように様々な体験設備があります。

磁石式手動交換機

交換手のいた時代の交換設備を実際に触ってみて、電話帳が1枚の紙で収まっていた時代を理解します。

A形自動交換機

加入者が増えてきて大変になった交換手の仕事を自動化するのが交換機です。黒電話のダイヤルを回すと、それに合わせて交換機の接点が動きます。機械仕掛けのからくりに近いもので、見てるだけで楽しいです。

体験以外の展示は全体的に濃かったです。

テレックスの実物など、全く初見のものだらけ

単純な技術的な話だけでなく、サービスの継続のために保守業務の運営の話などもあったり、本当にNTTのすべてが展示されている感じでした

光ファイバーの母材

これは現代の通信に使われる、光ファイバーの母材です。この透明で太い母材を引き伸ばして光ファイバーを作ります。内部で全反射する部分が写真に見えます。

展示パネルの情報を後からネットで見れるのはありがたいです。

フルに見れば3時間以上かかる巨大な施設でした。木曜日と金曜日しか開放されていないため、機会があればぜひ訪れてみてください。


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