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先発医薬品と後発医薬品選ぶ基準はあるの?


読んで下さっている方から頂いた質問を記事にしました📝

先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)についてはこちらの記事を参考にして下さい。
先発医薬品と後発医薬品の特徴と違い

患者さんのお話をお聴きする中で、
選ぶ理由に傾向があったのでいくつか書いていきます。

・なんといってもお薬が「安い」

高価なお薬を飲んでいる方からしたら、経済的な負担がとても大きくなっていきます。

そのためジェネリックで値段が下がることで負担が少なくなりとても有難いと話される方も多いです。

・添加剤による合う合わないがある

僕の経験としては塗り薬を使用する方からお聴きすることが多いのですが、

ジェネリックにしたら肌に合わなかったとお話しされる方が稀にいらっしゃいます。

添加剤は無害で身体に影響を及ぼさないことが大前提なのですが、アレルギー反応で合わない方がいます。

添加剤の異なる先発医薬品にするとアレルギー反応がなく使用できることがあります。
(反対にジェネリックの方が合うという方もおられます)

・ジェネリックの方が飲みやすい・使いやすい

先発医薬品の課題が改善されていることがジェネリックではあります。
(全てのジェネリックでというわけではありません)

例えば、
「錠剤が大きくて飲みにくい」
→「コンパクトで飲みやすい」

「味がまずくて飲みにくい」
→「美味しくて飲みやすい」

「保管が冷蔵庫じゃないといけない」
→「室温でOK」

などなど、

先発医薬品にあった飲みにくさや使いにくさが改善されたジェネリックも多数あります。
そのため、ジェネリックを希望される方もおられます。

ここ数年のジェネリックメーカーの不祥事もあり、ジェネリックに対するイメージもさまざまなので、最終的にはご自身で決めて頂く形になりますが、こういった所から選んでいくのも1つの方法だと思います。

国としては医療費削減のためジェネリックの使用率が上がるように推進しているので、
基本的にジェネリックを勧めています。
(もちろん強制はしません)

そんな流れはありますが、ご自身にとって合うものを選んでほしいと思っています。

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