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【日記】約10年ぶりに猫に触れた

今日約10年ぶりに猫を触った。

人生で二度目の猫との触れ合いだ。

ほぼ人生初に等しいが、
猫を触ったら、猫は生きてた…

触ると背骨があって、意外と痩せてるように感じる。

すぅーっと背中を撫でると、新品のサラサラマットを触っているようだった。

ニンゲンよりも毛がサラサラでツルツルしてて、清潔感がある。

腰骨あたりを手のひらで触ると、まるでホットカーペットのようだ。
ほのかにあったかくて、すべすべ。

人みたいに頭をわしゃわしゃしたくなるが、できない。

猫は繊細な感じがする、「触らせてもらってる」感が強い。

猫さんにどう触れ合っていいのかもわからない。

「いいのか?ダメなのか?」とオロオロしてしまい、結局スッと身を避けられてしまう。

手を頭に近づけても、首を曲げてそっぽを向かれる。

「わぁ〜可愛いですね♡猫ちゃん」とか言えないし、言葉も出ない。
「あ、ああ」としか言えない。

あと、触った時「生きてる!!こ、こわ!」と思ってしまった。

今まで猫をほぼ触ってこなかったので、猫=想像上の生き物感が強くて、頭の中でふわふわでぬいぐるみのような身の詰まった動物と思ってた。

本物の猫は、想像より耳の皮が薄くて、骨がちゃんとあって、すらっとしてて、目がぷっくりと出ている。

しっぽや瞳孔の動きがある。


距離の縮め方がよくわからない。

こっちが近づいたら逃げるし、座ってたら逃げられない時もあるし、座った足の上を踏んで通るし、動きが読めない。

あと、猫はどう思ってるんだろう?勝手に背中とか頭を触られて、なんとも思ってないのだろうか。触られて気持ちいいのか?

どれだけネコの気持ちを推測してもわからない!あたりまえか。

やっぱり自分はネコやニンゲンの赤ちゃんなど、小さくてニンゲンの言葉を理解していない可愛い系の生き物を見ると、どうしたらいいのかわからない。

言葉によるコミニュケーションではなく、完全に動物としてのコミニュケーションとなるので、そこが難しい。

不思議で、不安で、恐怖感で、…複雑な気持ちになる。

不快感はあまりない、しかし高揚感もない。

なんか、ネコや赤ちゃんの前だと、自分が宇宙人みたいに思えてしまう。
「別のイキモノがいるぞ…」という感じがする。

言葉にできない「え、え、う、うわぁ」というつぶやきが出る。

どう表現すれば、この気持ちが正確に伝わるのだろうか。

いや、“伝える”ものではなく、彼らにとっては自然に伝わるものか…

子供の頃の方が、小さくて可愛いセイブツに対して、本当に苦手意識を持っていたけど、今は本当に少しだけ「仲良くしたい」まあ可愛いじゃないか……と思えるようになった。


それでもまだ顔がひきつってしまうことがあるが、気が向いた時に動物カフェとかで小さくて可愛い動物と触れ合うのも悪くないな。