「家にいるTV新規」というアイデンティティー

私がたこやきレインボーを好きになったきっかけは去年の自粛期間中にほぼ毎日のように配信されていた『家にいるTV』だった。

それまでも彼女たちのことは気になっていたけれど、毎日配信している様子をたまに見に行くようになり、いつからかその日の配信を最初から最後までフルで見るようになり、そのうち毎日見るようになった。
毎日午後7:28になるのを楽しみにしていた。いつのまにか『家にいるTV』を見るのが私の日課になり、たこやきレインボーのこともどんどん好きになっていった。メンバーのそれぞれのキャラクターを知っていくうちに推しが出来た。今思えば、ここが私の虹家族(たこやきレインボーのオタク)としてのはじまりだった。

毎日配信ではなく週1の配信になってからも見られる時は欠かさず見るようにしている。その日のメニューと同じ料理を作って食べるオタクもいて、私はそれはしたことがないけど機会があればやってみたいなーと思う。

毎回1時間半くらいご飯を作ってそれを食べながらだらだら喋るゆるい配信。私は『家にいるTV』の存在に救われ、励まされ、土曜日の728の時間を楽しみにしながら生きてきた。少なくともこの1年足らず。もちろんそれ以外の他の活動もチェックできるものはすべてチェックして、知らないうちに私は骨の髄までオタクになってしまった。それもこれも5人の人柄が素晴らしくて魅力的だったから。それ以外にない。

去年から猛スピードで沼にハマり、たこ虹を推す中で出会えた人たちもたくさんいて、自分自身の世界が拡がっていくのを感じたし、素敵なものをたこ虹を通じてたくさん見せてもらった。このコロナ禍の先行き不透明な時代に、私の希望になってくれたのは他ならぬたこ虹ちゃんだった。

だから思う。この期間中にやってきたことが今はすべて肯定できなくなってたとしても、水の泡にはならないこと。私みたいにこの配信をきっかけに好きになった人がたくさんいること。心の支えになった人がたくさんいること。本当に楽しい時間だということ。

この前メンバーが言ってた「配信、頑張ってやってよかった」という言葉が忘れられない。オタクに楽しんでもらうためにプライベートな時間を割いて配信を続けてくれたこと。ファンとの時間を画面越しでもたくさん作ってくれたこと。そういうものはすべて当たり前じゃなくて、いつも彼女たちや周りのスタッフさんが準備してくれたから実現したものだ。

もしこの配信がなかったら、私は少なくとも今たこ虹のオタクにはなっていなかっただろう。この配信の存在自体が後ろめたいものになってしまったら、私が虹家族になった理由もなくなってしまう。「家にいるTV新規」という言葉は私がたこ虹を推すにあたってのアイデンティティーのようなものだ。

きっとこれからもいろいろな局面があるだろうけど、今も昔も胸を張って「家にいるTV新規です」って言っていく。たこ虹に出会えてよかった。

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