【創作男女】悪魔召喚したJKと召喚された悪魔サラリーマン
「……ほ、ホントに出た。やば」
僕を呼び出した少女の言である。人間界で働いていたらある日唐突に召喚された。距離にして約666mほど。『召喚』などと勿体つけるには随分と近距離だった。
悪魔召喚の儀式を「やば」の一言で済ませてしまう現代的な少女に一体何を言うべきなのだろうか?僕は迷いあぐねていた。
「ま、マジで悪魔なん?」
「はい、悪魔ではあります」
「ひ、人殺したりとかする?アタシ死んでもいいからさ、殺したいやつがいるんだけど」
「でもそういうのはやっていない悪魔なんですよ