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【創作男女】彼氏に振られたらAIに告白された話

『おかえりなさい、由香さん。今日もお勉強お疲れ様でした。しかし16時23分にバイタルが大きく乱れましたが、なにかトラブルがありましたか?』  部屋のスピーカーから中性的な声が流れた。私のパーソナルAI『マキノ』の声だ。  確かにトラブルはあった。 「彼氏に振られたよマキノ」 『それは、非常に気持ちが落ち込んでしまいますね。しかし、誰かに話すことで気持ちが整理され、気分の落ち込みが改善されるかもしれません。由香さんさえよろしければ、私に話を聞かせてくれませんか?』  2072

    • 【創作男女】悪魔召喚したJKと召喚された悪魔サラリーマン

      「……ほ、ホントに出た。やば」  僕を呼び出した少女の言である。人間界で働いていたらある日唐突に召喚された。距離にして約666mほど。『召喚』などと勿体つけるには随分と近距離だった。  悪魔召喚の儀式を「やば」の一言で済ませてしまう現代的な少女に一体何を言うべきなのだろうか?僕は迷いあぐねていた。 「ま、マジで悪魔なん?」 「はい、悪魔ではあります」 「ひ、人殺したりとかする?アタシ死んでもいいからさ、殺したいやつがいるんだけど」 「でもそういうのはやっていない悪魔なんですよ

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