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【小山内のインターン記#5】好きなことを仕事にできなくてもいい

こんばんは!

先週「灯台もと暮らし」で初めて自分の記名で記事を出せたことが嬉しすぎて友人に宣伝をしまくっていたインターンの小山内です。

今日はここ最近のわたしの出来事と高知出張で取材をさせていただいた女性のお話を聞いて、一つ思ったことがあったので、そのことについてお話しします。

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「働くなら好きなことがいい」
「好きなことをしてお金をもらうことがいいに決まってる」

こんな話を就活生だからか、最近やたらと耳にします。

でもその反面、
「とても好きなことって仕事にしてしまうのが怖い」
「たぶん、好きなこととの関わり方は趣味でいいんだと思う」

なんて声もちらほら。

そういえば昔、中学の頃からバンドをやっていた友人に「音楽を仕事にしないの?」って聞いたら、「音楽を好きなままでいたいから仕事にしない」って言われた時は、全然わけがわからなかったけど、今なら彼の気持ち、ちょっとわかる気がする。

少しだけ個人的なことを書かせてください。

わたし灯台もと暮らしインターン小山内は、このWaseiという会社でインターンをしている他に、つい一週間前まで花屋でアルバイトをしていました。どうして花屋でアルバイトをしていたかというと、花がとても好きだったから。

物心ついたときから母の趣味で庭の花壇にはたくさんの花があって、わたしは夏休みその花壇に水やりをすることがとても好きで、中学の頃も美化委員になって校庭の花壇や教室の花に水やりをすることを楽しみに学校に行っていたくらいでした。

そんなわたしが大学に入って花屋でアルバイトを始めたのは、「好きなことを仕事にしたら絶対に楽しいはず」という短絡的な思考からで。正直、花屋で働き始める前は、書くことを仕事にしたいと思う反面、花屋になったっていいと思っていたくらい。

そんなわたしがどうして「花屋をやめた」のかというと、アルバイトを通して花との関わり方を自分なりに考えたからです。花屋でバイトをして知ったのは、花屋には花を切って、アレンジメントを作って、手入れをする以外にも、たくさんやらなくてはいけない仕事があるということ。

当たり前だけど、お客さんのためにあるお花たちなので、自分の好きな花ばかり置くことも、自由なアレンジメントを作ることもできないこと。わたしが一般的な花屋の仕事についてちゃんと知らなかったということをアルバイトを通して知りました。これはまさに無知の知でした。

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