早稲田卒ニート131日目〜驕慢を排除し己を虚しくする〜
小4の教材である。文字の功績というのは、まあ内容としてはありふれた文章だなと思った。
今回は要旨と要約の問題だったので、意味段落ごとに「話題」「音声としての言葉」「文字としての言葉」に分けて板書し解説をした。
そんな話をしたところ、ある生徒が、「この文章が読めるのもそうですね」と言った。「その通り!」と返したところ、また別の生徒がこう言った。
文章を読んで何かに気付き学び取ってくれたことが、大変に嬉しいと思った。同時に、ありふれた内容だとして文章を侮っていた自分に、その場で深く恥じ入り反省させられたことである。
何かを知った気になって驕慢にならぬこと。生徒と同じスタート地点から始め、1文字ずつ読み進めていき、何かに気づき学んでいく過程を充実させること。そのためにやはり、読解には、己を虚しくする姿勢が求められる。
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