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#横浜Fマリノス
「無意識に渡った横断歩道の白線が何本あったかなんて誰も覚えていない。ましてや、そこを渡った人数なんて誰も知らないだろう。何気なく過ぎていく時は遠い昔のように感じ、何気なく過ぎていく人は自分を追い越し次第に見えなくなる。自分は、一歩を踏み出すのが怖くて未来を嫌った。白線をよく見ると、真っ白ではなく、所々黒い。その白線を一歩ずつ踏んで進んでいく。前に踏み出したことでもう後戻りはできない。ここまで来るのにどのくらい時が過ぎたのか、それは誰も知らない。ただ一つ。白線は「9つ」あった。」 3年・千田奎斗
「あと何回、このグローブを洗えばいいのか。」 大学入って1、2年くらいはキーパーグローブを洗いながらこう考えていた。 しかし、最近になってこう考え方が変わった。 「このグローブを洗えるのもあと何回なのだろうか。」 これは、サッカー人生のカウントダウンが始まったということなのだろうか。 人間は誰でも、その時の感情、環境、得た知識などで考え方が変わる。特に、高校生、大学生というのは子供から大人になる過程の最中であり、ころころ考え方が変わる。なぜ、こんなことを言い出したか。それは