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うらかたり 第13話

裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班が制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。
今回の制作部週間では、第13話~第18話を公開します。

技術班スタッフから

どらま館制作部の渡部です!

2か月間の夏休みを終え、大学の講義も始まりましたね。夏休み、皆さまはどんなふうに過ごしましたか?
私は3つの演劇に関わり、大学生活最後の夏休みを満喫しました。

特に「潮汐ロック」として参加した東京若手演劇祭は、主宰もスタッフチーフ陣も全員4年代という珍しい座組で挑むことができ、とても印象に残っています。

場当たり打ち(音響・照明などを変化させるタイミングを確認していく打ち合わせです)では、主宰のイメージを忠実に表現するため、スタッフ全員が些細な点までこだわって話し合いをします。「ワンテンポ遅らせたほうが印象に残るんじゃない?」「フェードアウトとカットアウトだとラストシーンの意味がこう変わるよね」など、4年間、もしくはそれ以上演劇に関わってきた経験から具体的な案が次々出てくるのも面白かったですね。

そういえば、この「場当たり打ち」って早稲田の学生会館で公演を打つサークル特有のものみたいです。施設の限られた時間の中で、スタッフが効率的に作業を進めるための工夫だったのかもしれませんね。


どらま館制作部の中西です。

私の夏はつい先日終わった新人公演に携わっていました。その現場でもやはり場当たりは悩む場面です。演出としてもさまざまなパターンがあり得ますし、俳優の状態まで気にして行えば考えられる可能性は本当に無限です。そのうちから最適なものを取り出すむずかしさが、またスタッフとしての面白さでもあります。

さて、私達の話はこれくらいにして、今回の制作部週間に公開する記事の執筆者を紹介します。

ゲスト紹介

14・15話は劇団木霊の内藤響子さんにお願いしました。

小屋入り期間はスタッフそれぞれが仕事を限られた時間で行うので、予想外の作業の延びや慌てて怪我をするといったことが起きかねません。その部分を調整し管理してくれるのが舞台監督です。今回は演劇の外側からは見えにくいけれど絶対に欠かせないこの仕事についての記事になります。いつも必ず、引き締めながらも明るい小屋入りにしてくださりとても頼もしいので、今回執筆をお願いしました。

16・17話は、劇団くるめるシアターの弌葉英晃さんに寄せていただきました。

弌葉さんは音響として非常に多くの作品に関わっていらっしゃいます。早稲田の演劇情報をチェックしている方は、弌葉さんのお名前を何度も目にしたことがあるのではないでしょうか。脚本・演出を担当されることもある弌葉さんは、音響の仕事や演劇に対してどのような姿勢で向き合っているのかお聞きしたいと思い、今回記事の執筆をお願いしました。夏休みに弌葉さんと同じ現場でスタッフをしていたのですが、後輩に教えながら作業をこなし、主宰さんの急な要望にも的確に応えていく姿が印象的でした。

ぜひお二人の記事を楽しみにしていただきたいと思います!





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