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うらかたり 第14話

裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班が制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。
今回の制作部週間では、第13話~第18話を公開します。

初めまして。劇団木霊所属の内藤です。
今回は舞台監督についての記事を、とのことなので書かせていただきます。

では、いざ舞台監督の仕事について、

といっても、「舞台監督ってなに?」となっている方も多いでしょう。
そのため、今回は「そもそも舞台監督ってなに?」の部分からお話させていただきます。

舞台監督というセクションにピンと来ない理由は「何をする人なのか分からない」からではないでしょうか。
確かに舞台監督というセクションは、他のセクションと比べてお客様に近い存在ではありません。観客の方々の目に仕事の成果が映るような立ち位置でもありません。

では、舞台監督って必要なのか?
私は必要だと思っています。

舞台監督は一言で言うなれば「縁の下の力持ち」的存在。時間管理や出欠管理、細かい仕事を言えばきりがないですが、様々な仕事をしております。
役者や他のセクションを支えるセクション、と言えば中々聞こえが良い。実際そんな立場です。
お客様からいただくアンケートに舞台監督の仕事ぶりを褒めていただくことはありませんが、実際に共に作品をつくりあげていく役者や他のセクションの方からは感謝の言葉やお褒めの言葉をもらいます。

舞台監督の仕事は、公演の土台をつくっていくこと。かなり地味で、大変だったとしてもあまり気付かれない。それでも、公演が無事に終わったときの感動や充実感は一入です。そんな仕事をしているのが舞台監督。

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内藤さんが舞台監督を務めた公演『一方通行住人物語』『いきづまり』のフライヤー。(中西)

今回は「演劇には舞台監督というセクションがあるのか」と思っていただければ幸いです。説明不足甚だしいですが、仕事内容については次の記事でお話させていただきましょう。


内藤響子
劇団木霊所属
2018年に劇団木霊に入団。以降、役者のみならず、舞台監督としても多くの作品に関わっている。



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