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うらかたり 第24話

裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班が制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。
今回の制作部週間では、第19話~第24話を公開します。

毎度お世話になっております。どらま館制作部技術班から、中西です。

今回の制作部週間の記事も保存版でした~。早稲田学生界隈のみならず演劇を支えるお二人の"美術"、これは大変参考になります……。

舞台美術について書いてくださった垣花さん。記事末尾のこの部分が印象的でした。

コロナ禍において、美術は真っ先に省略される、お金も時間もかかるけどなくても演劇はできるセクションだと自覚しました。悲しくなったこともありますが今は、なくても演劇はできるのに求めてもらえるのはすごく有難いし誇らしいことだと思っています。

もしかしたら演劇は舞台美術のないところでも立ち上がるのかもしれないけれど、とある舞台美術への感動が初期衝動となって演劇に足を踏み入れる人が多いのも事実です。このセクションの面白さが詰まった記事で楽しく拝読しました。

宣伝美術について、最近の制作物(大量!)と共に解説してくださった酒井さん。やはり末尾にエッセンスがありました。

宣伝美術は公演において1番形に残る物だと思うのでこれからも可愛く素敵な宣伝美術を作っていきたいです^_^

コロナ禍になってチケットや公演フライヤーのあり方は変わってしまいましたが、やはり手元に残るデザインがその公演の印象になっていることは多いと思います。そのことへの熱情が伝わってくる文章で、こちらもとても興味深かったです。

今回の記事に書かれた二つの"美術"は、自分の表現としての側面もある一方、演劇作品に連動しその内容を伝えるためのツールでもあると感じました。このバランスが難解なのですが、お二人の記事から滲むセクションへの愛を受け取った今、その難しさこそ演劇人を連れ込んでしまう魅力的な謎なのかもしれない……と思います。

今回の「うらかたり」、いかがだったでしょうか。引き続き、各スタッフワークに関して興味が湧いてくるような記事をお届けしていきたいです。

ありがとうございました。それではまた!

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