マガジンのカバー画像

どらま館制作部週間02

16
運営しているクリエイター

記事一覧

どらま館制作部週間02を終えて~その3

こんにちは!どらま館制作部スタッフのかなです。 今回は、制作部週間02最後の振り返り記事として 『どらま館読書会』『うらかたり』 の2つの企画を、企画者のコメントと共に振り返っていきます。 どらま館読書会8月5日(木)に開催された どらま館読書会──『美術手帖2021年4月号「アーカイヴの創造性」』を振り返ります。 企画者からのコメント どらま館読書会は、読みたい人が集まって読みたい本を読んでいます。今回は初めて雑誌を扱ったこともあり、「読みたい」という関心の幅が広く

どらま館制作部週間02を終えて~その2

こんにちは。どらま館制作部スタッフのにいづま久実です。 どらま館は今年度、円盤に乗る派さんを招聘して制作部週間で様々な企画を行う予定です。6月の第1回制作部週間では劇団森×劇団森OB カゲヤマ気象台『森森森森会議』と円盤に乗る派ワークショップ『自分のためにモノローグを書く』を行いました。 8月の第2回では円盤に乗る派さんを紹介する記事企画『円盤の乗り方』と円盤に乗る派オンラインWS『演出プランを練る』を行いました。 『円盤の乗り方』まずは、記事企画『円盤の乗り方』につい

どらま館制作部週間02を終えて~その1

こんにちは。どらま館制作部スタッフの冨田です。 この記事では、先日2021年8月4日(水)〜9日(月)に行われた『どらま館制作部週間02』全体と、その中の企画『どらま館制作会議室』を振り返っていきます! 二度目の制作部週間一週間に企画を詰め込む企画である『どらま館制作部週間02』では、前回からの継続企画や招聘公演関連企画、そしてこの記事でフォーカスする『どらま館制作会議室』を開催しました。 ラインナップはこんな感じでした! 企画を練り始めた当初はどらま館で集まって開催

うらかたり 第12話

こんにちは! 前回に引き続き、劇団森の藤本エイスケが担当します。 今日も3つの公演を紹介したいと思います。 劇団森2021年度新歓公演  「金の切れ目が時間の切れ目」  脚本・演出: 前田愛佳 この公演はこれまでの公演とは違い、中央に置いた定点のカメラのみを使用して撮影しました。演出の方と話し合い、公演の時間が比較的短いことや常に役者が舞台全体を動き回っていることから、中央の定点映像が一番お客さんに楽しんでもらえるという結論になりました。 どらま館での公演だっ

うらかたり 第11話

初めまして!こんにちは! 劇団森3年代の藤本エイスケです。 普段は脚本、演出、役者、舞台監督と色んな活動しています。 今回は僕が行っている“映像”というお仕事について皆さんにお話ししたいと思います。 映像という仕事はコロナ禍の対面で演劇ができないことで生まれたセクションです。 もともと映画やMVを撮るのが好きだったので依頼をたくさんいただきました。 僕が映像の仕事をするときに心がけていることは初めから撮り方を決めないことです。 いつもフラットな気持ちで通しを見て演出の方と

うらかたり 第10話

裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班の渡部と中西が、制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。 第10話は渡部が担当します。 前回の制作部週間の際はこれまで私が関わった現場について紹介しましたが、今回は「照明を知ること」についてお話したいと思います。(前回の記事はこちらから) 照明はどこにあるの舞台はもちろん、映画、テレビ番組、ジャケ写など…。これらを見るとき、照明を意識することなんて普通はないですよね。 でも、ちょっとだけ照明のことを

うらかたり 第9話

初めまして。早稲田大学演劇研究会(以下、劇研)3年代の佐久間です。好物は焼き芋。特技は片足屈伸をしながらバンコクの儀式的正式名称を言う事です。皆様と対話がしたい!というところなのですが、主旨に基づき、今回は「照明」についてお話ししようと思います。 私は今年の春に行われた早大劇研“再生”企画公演『サンカク』にて、照明チーフを務めました。コロナ禍でなかなか公演が打てなかったこともあり、これが初の照明チーフになりました。もともと照明に興味があり、照明操作をやったことや照明の講習会

うらかたり 第8話

こんにちは!早稲田大学演劇研究会の川合凜と申します。主に役者・制作をやっています。趣味はTwitterです。今回は、今年の春にあった早大劇研“再生”企画公演「サンカク」と早大劇研企画公演『幸福の標本』でチーフを務めた制作についてお話していきます! そもそも、制作さんのお仕事ってなんなのでしょうか?私が劇研でやってきた主な制作業務はチケット管理、広報、会計の3つ。ご紹介します! 〈チケット管理〉 チケット予約フォームの窓口を作ります。 〈広報〉 Twitterアカウントや

うらかたり 第7話

裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班の渡部と中西が、制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。 第7話は、中西が担当します。 第4話・5話では私が実際に手掛けた照明プランについて書きましたが、その続きということで今回私が書くのはこちらです。 架空の舞台照明をつくる古井由吉『杳子』を上演にかける、という設定で、その冒頭と末尾について比較的リアル思考でプランを妄想していきたいと思います。 まずは冒頭の場面から。 谷底から見上げる空はす

招聘団体紹介企画『円盤の乗り方』vol.2

どらま館制作部の重村です! 今年度どらま館招聘団体「円盤に乗る派」を紹介する企画。『円盤の乗り方』と題して、インタビューや音声コンテンツをお届けします。(事前の企画紹介記事はこちらから) vol.2となる今回は、どらま館スタッフと「円盤に乗る派」主宰のカゲヤマ気象台さんと一緒に演劇にまつわる素朴な疑問について、あーだこーだ悩みながら考える音声コンテンツになっています。 「演劇作品が『わからない』時ってどうする?」「私たちにとって演劇って必要?」といったトピックに対して、

招聘団体紹介企画 『円盤の乗り方』vol.1

どらま館制作部の重村です! 今年度どらま館招聘団体「円盤に乗る派」を紹介する企画。『円盤の乗り方』と題して、インタビューや音声コンテンツをお届けします。(事前の企画紹介記事はこちらから) vol.1となる今回は、「メンバー」「団体」「アトリエ」「作品」といったトピックで「円盤に乗る派」を深掘りしていく記事コンテンツになっています。 各トピックに対して、カゲヤマ気象台さんの想いやどらま館スタッフの興味を絡めながら紹介していくインタビュー形式です。最後までお読みいただけると

8/7 どらま館制作会議室

こんにちは。早稲田小劇場どらま館、担当職員の宮崎です。 普段は、劇場運営に関わる事務的な業務や、学生スタッフの業務マネジメントが主な仕事ですが、今回の制作部週間には企画者としても参加します! 前回に引き続き、どらま館制作会議室では、制作部スタッフ全体の公開会議を行います。今回は、「どらま館招聘公演」をテーマに話し合いたいと思います。 企画概要どらま館担当職員とどらま館制作部の公開会議です。前回は、どらま館制作部の各班の役割や想いを話しましたが、今回は「どらま館招聘公演」に

8/5 どらま館読書会──『美術手帖2021年4月号「アーカイヴの創造性」』

こんにちは。どらま館制作部の浜田です。制作部週間02のどらま館読書会では、『美術手帖2021年4月号「アーカイヴの創造性」』を読みます。積読消化のための相互扶助会のような集まりです。事前の準備などは不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください! 企画概要隔月刊の美術雑誌『美術手帖』より、今年の4月号「アーカイヴの創造性」を読みます。記録の残りづらい演劇にとっても興味深い記事が並ぶ号です。 初回のため事前準備不要。簡単な本の紹介と今後の読み進め方について話し合いましょう。もちろん

8/5  円盤に乗る派WS 『演出プランを練る』

こんにちは。どらま館制作部のにいづま久実です。 この企画は、今年度の招聘公演である円盤に乗る派『ウォーターフォールを追いかけて』学生版の関連企画です。 講師の方をお招きし、オンラインで演出プランについて考えるワークショップとなっています。 企画概要講師は円盤に乗る派のカゲヤマ気象台さんとゲスト講師のヌトミックの額田大志さんです。 お二人に前半で演出プランに関するレクチャーをしていただき、後半は既存の脚本を使って実際に演出プランを練ってみよう!という内容のワークショップで