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『仲間』2年 吉﨑里咲

チームのために。日本一のために。

頭では理解しているつもりでも、胸を張ってチームのために何かをできたと言えることが1度でもあっただろうか。

最近、私はどうしてア女にいるのだろうかと自問自答することが増えた。

昨年の4月、サッカーのことなど何も知らない状態でア女の門を叩いてから早くも1年半が経とうとしている。

オフ期間中にテープやケアの練習をし、気合十分で望んだ今シーズンだったが、なかなか上手くいかないことばかりで、気づいたら自信をなくし、自分を見失っていた。

元から自己肯定感が低くマイナス思考な部分があったが、それがネックとなり負の連鎖に陥ってしまった。
トレーナーとしてやりたいことや目標も見つからず、何のためにやっているのかわからず、自分には向いていないし諦めようと何度も真剣に考えた。

それでもア女で過ごしてきたこれまでのことや、これからのア女のことがよぎるから、いつも最後の最後で後ろ髪を引かれる。

私には
泣きながら話す私に耳を傾けてくれ、「何かあったら言ってね」と声をかけてくれる先輩がいる。
くだらない事で笑いあえて、悩んでいる時には寄り添ってくれる頼もしい同期がいる。

どうしてア女にいるのか。
その理由は意外とシンプルなのかもしれない。

● 吉﨑里咲(よしざきりさ)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
出身高校:頌栄女子学院

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