定宿との出会い

「定宿」って言葉がありますよね。
自分にも「定宿」って呼べる存在がいくつかあるんですけど、一人旅2日目に見つかったのがこの宿でした。
2021年現在、もうこの宿はなくなってしまったので、名前出しちゃいます。
「SITDHIGUEST HOUSE」が私の定宿になりました。
何しろ、2001年に初めて泊まって、2019年に宿自体がなくなるのですが、
最後は2018年に泊まりに行ったと思います。足掛け17年です。

この日以来、カオサンに泊まるときの95%はここになりました。
やっぱり空いてないときはあるんですよね。
その日はどっか別のところに泊ります。

どうやってこの宿にたどり着いたかといいますと、カメラ屋さんの2階、道路に面していて、少しうるさかったんですよね。
で、次の日の朝、やっぱり寺裏に行こう、と思ってチェックアウトして、寺裏に行ったんですよ。
で、道路渡って、寺裏側に行ったら、店と店の間にずーっと向こうまで続いている路地っぽいのがあったんです。
まあ、気がついたのが負けです。迷わずいけよ、行けばわかるさ、です。
ずんずん歩いていくと、行き止まりにドアがありました。
ガチャガチャやってみたんですが、空きません。
あーダメだったか、行けないんだ、引き返すか、と思ったとき、ドアの無効に人の気配がして、ガチャとドアが空きました。

そこには、おばちゃんがひとり立っていました。
おばちゃんの後ろは、民家みたいな感じでした。
あら、俺、家きちゃったかな。あら、でもよく見ると受付みたいのもあるね。
「ここは。。。ゲストハウスですか?」
「そうだよ」
「1泊いくらですか」
「100バーツ」

そっから部屋チェック。
ちょっと他と異なる点がありました。コンクリ系の石造りでなくて、床が木で作られていました。
階段もなんか木でいい感じです。
近くに美術館もある関係で、しずかで、軽く鳥の鳴き声も聞こえます。

よっしゃー、これじゃ、ここに泊まるぞってことで、そこからずっとここに泊まることになります。
後々、ここの宿は家族経営っぽかったのですが、後々、このおばちゃんを中心に、
おじちゃん、娘、息子2名、あとたまに親戚!とすら仲良くなり、いろいろありました。
兄ちゃんとか、最後の方はすっかりオジサンになってましたもんね、ま、俺もですけど。。。。

もはやタダの空地になってますけど、下記がその住所
2 Ram Buttri, Chana Songkhram, Phra Nakhon, Bangkok 10200

奇跡的に2018年に泊まっておいてよかったです。
ま、思い出ですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?