チェンマイ 初日

夜行バスで、割と環境の良い宿、パラダイスゲストハウスに泊まることを決めた私は、
とりあえずは街の地図を手に入れよう、と思いました。
今なら、グーグルマップで一発なのですが、その頃は大まかな地図はガイドブックに乗っていることもありますが、
その街の詳細地図は、観光案内所や、本屋さんなどで紙の地図を手に入れるのが基本でした。

まだまだ朝8時位で、街も動き出していないのですが、ご飯でも食べて、街を散歩してたらいい時間になるでしょう。
チェンマイは、タイでも1,2を争う観光都市です。観光案内所があります。
大まかな道順を聞き、テクテクあるき出しました。
タクシーもおらず、バンコクのような都会っぽさもなく、田舎っぽくていい感じです。
田舎っぽいのは、ホテルが街のハズレという理由だけではなかったのでう。
いろいろと入れそうなレストランがあって、高くもなく、おいしそうなレストランをたくさん発見しました。
あー、これは大丈夫だ。色々楽しめるなあ、と思いました。
適当に安そうで、おいしそうなレストランに入りました。

正直な所、美味しいか、美味しくないかは、時の運だと思っています。
よく、混んでいる店は美味しいと言いますが、外国に行く限り、そうでもないです。
外国人ということもあり、現地の人とは舌の慣れなんかも違います。
ですので、私の基準としては
・まずは、安そうなこと(メニューが明らかに英語のみとかではないこと)
・店がそれなりにきれいなこと(衛生的に)
・食後もある程度ゆっくりできそうなこと
を基準に選んでいました。

はい。正解でした。
それなりに安くトースト、フライドエッグ、ハムの定食が食べられました。
タイでは珍しいです。ぼってこない感じでした。いい店にあたった、と思いました。
思わず食後に奮発してコーヒーを頼んでしまいました。
2週間5万円。1日平均で約3000円の予算で、移動費も含んでますので、コーヒーも贅沢品でした。
30バーツ、100円くらいなんですけどね。
本当に、今思えば完全なる「貧乏ゲーム」です

で、地図を求めて観光案内所に向かっていたのですが、
そのレストランの近くに「Tourist information」と書いてある店みたいなところがありました。
そこの前にはマガジンラックみたいなのがあり、地図みたいなのがいっぱいありました。
ぼーっとそのマガジンラックを見ていると、中から人が出てきました
「May I help you?」
よくよく店を見ると、ドコドコツアー、いくら!みたいな宣伝がいっぱいありました。
これって、日本語訳すると、いらっしゃいませ、ですな。
この地図ほしいんですけど、いいっすか?と行ってみると、どうぞどうぞ、持ってってください、
みたいな感じで商売っ気がゼロでした。
この店、いいところかもな、と思いました。
無事、無料で地図をもらいました。

暫く歩くと、また同じような店があって、おんなじような地図がありました。
また同じように人が出てきて、同じような会話がありました。
さらに、なぜかお茶を御馳走になり、チェンマイのいいところ、みたいな話がありました。
これはここの人たち、いい人なんじゃねえの?と思いました。

ここまでで良い地図も手に入りましたので、わざわざ観光案内所に行く必要はないな、と思いました。
やっと地図を手に入れたころ、睡眠不足て疲れ気味だったので、眠くもなってきたのです。
さっき朝ごはんを食べたばかりで何もしていないのですが。昼飯を食って、一旦、宿に帰って昼寝をすることにしました。


宿に帰ってきて、まだ13時位でした。
パラダイスゲストハウスの扇風機は、天井から回るタイプの扇風機で、
ホットシャワーもついているのですが、あえて水でシャワーを浴びると、エアコンなしでも
いい感じの寝る気温になり、ぐっすり寝てしまいました。

気がつくと、すでに夕方の17時を過ぎていました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?