若きわさびの悩み

若きわさびの悩み

最近の記事

大学生は夏休みの夢を見るか

宿題がない。九月に入っても続く。今年の夏休みは例年と様相を呈している。ここから導き出されることはなにか。これはつまり、莫大な富ならぬ、莫大な時が創出することを意味する。 しかし、これは決して甘い恩寵などではない。むしろ劇薬の危険性をはらんでいる。休み前はその期間の長さに胸をときめかせるが、いざ入るとどうなるか。何で時間をつぶすかで頭がいっぱいいっぱいになる。没頭できるものがない人にとって、これは単なる苦痛、はたまた夏休みの刑に処せられているといっても過言ではない。それはさな

    • NOから始まる学生生活

      8月30日(月) これで何回目だろう。そう思いながら、送られたメッセージを読む。友達に会おうと誘うのに。すべて断られた。途中までもうまくいっても、結局いつも最後は同じ。 何が一番悲しかったって、友達が全然会う気がないということ。たぶん、感染症が流行ってなくても同じ反応をしているように思う。そんなリアクション。 ぜんぜん、自分の気持ちが伝わってない。なんでこんなに伝わらないんだろう。いくら、言葉を尽くしてもすれ違う。積み上げた時間は何だったんだろう。所詮、それだけのつながり

      • きっと、砂漠。星空、たぶん。

        8月29日(日) 最近、思うことがある。友達とそりがあわない。なんだろうか。このむなしい感触は。中学、高校では一切、感じなかったのに。一人暮らしを始めたからかな。今までごまかして生きてきたからかな。一人で考える時間が増えたからかな。思い当たる節はいくつか挙げれるのだけれど。。。 誰とも心が通じ合っている感覚がない。そもそも心なんて通じあうのは不可能だけれど、通じ合っている感があるから救いになる。友達がいたとして、本当に繋がっていると腹の底から言える人は果たして何人なのだろう

      大学生は夏休みの夢を見るか