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散歩
桜があると、いつもの散歩道も特別になる。
散る前にできるだけたくさん見ておこう、とここ最近は毎日散歩している。
家の近くには用水路があって、そこに桜並木がある。用水路は2駅先までつながっていて、桜を追いかけながら歩くと、つい遠いところまで来てしまう。
平日の昼間だからか、ベンチでお花見をするお爺さんや子連れのママ友たち、川に落ちた花びらを拾う親子や学生なんかがいて、平和な気持ちになった。
この間、たまたま目黒川の桜並木を通ったのだけれど、みな桜を見るわけでもなく、「目黒川の桜を見にきている自分」に価値を感じているような雰囲気で、なんだか桜が淋しげに見えた。
ここの桜は、ちゃんと桜を見て、楽しんでいる人たちがいたからか、活き活きとしてみえた。
いつしか、インスタ映えのために使われるようになった桜。人々は実物をみるのではなく、カメラ越しにみる桜ばかりを記憶する。
そういう自分も、儚い桜の記録を残したくて
今日もたくさん写真を撮った。
写真に残したい気持ちと、目で残したい気持ちが交差してもどかしくなる。
実物を見た時の感動は、記録では残せない。
綺麗だと思うものは、写真ばかり撮っていないで、目でしっかり記録しておきたいとも思う。
けれど、人の記憶はどうしても薄れていくから、写真に残すことはやめられないのだ。
今日は、花びらがかなり舞っていて、緑も見えてきて、あぁ、もうすぐ散ってしまうんだなぁという切なさと、落ちた花びらが綺麗でもあり、季節を噛み締めた。
春は短い。
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