【Pauper】第8回ぱうぺあ杯に出たの話

●待ってた

第8回ぱうぺあ杯が始まる。

今宵、日本最強のPauper使いが決まる。
実質Pauper神決定戦。
あれ?それってつまり貧乏g(文章はここで途切れている――)

大会は夜からだが、試合は遥か前から始まっている。
十分に身体を休め、デッキの調整をし、大会に出る人の使いそうなデッキを把握する。そういうところからゲームの勝率が変わってくる。
パフォーマンスの維持こそが現代スポーツの最重要ポイント。
健全なる精神は健全なる身体に宿るのだ。
つってもカードゲーマーやってる人間なんて8割方不健k(文章はここで途切れている――)

とにかく、大会に出る以上万全を尽くすのがプレイヤーとしての責務と言っても過言ではない。そうだ。めっちゃ過言ではない。
まぁ僕は土曜日にもかかわらず6時起きで休日出勤なんだがな!!!!!

僕の状態?ああ、確かに通常じゃない。頭はぼやーっとしているし。身体中は火照るように熱い、服が今にも燃え上がりそうだ。
あちこちがだるくて一歩踏み出すだけで倒れそう――手札の枚数もまともに見えやしない。次に土地が止まったら、もう二度と土地を引かないかもしれねーな。
つまり、ベストコンディションだ。

●オレはやるぜオレはやるぜ

デッキは注目されるだけされて相変わらず自分以外誰も使ってない動物園。
《アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabe》以来の氷雪の力を駆使して戦え。
いつだって最新のエキスパンションの力を最大限発揮したデッキが強いんだ。カルドハイムを信じろ。真白い地平の向こうからあいつの影が俺を呼ぶんだ。

『Winter Naya Zoo』

4:《灰のやせ地/Ash Barrens》
4:《高山の草地/Alpine Meadow》
1:《極北の並木/Arctic Treeline》
3:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
2:《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
8:《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
4:《野生のナカティル/Wild Nacatl》
2:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4:《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
1:《氷皮のトロール/Icehide Troll》
4:《サルーフの群友/Sarulf's Packmate》
2:《激情のエイリンクス/Frenzied Arynx》
4:《怨恨/Rancor》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《豊かな成長/Abundant Growth》
2:《忘却の輪/Oblivion Ring》
2:《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
2:《象の導き/Elephant Guide》

3:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
4:《軍旗の旗手/Standard Bearer》
3:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
2:《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》
2:《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider》


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・土地関係で強化されたともっぱらの噂だが、実際は氷雪デュアランを入れたせいでフェッチから森を持ってこれなくなり、タップインの比率も増えたため若干事故率が増加している。(当社比)

・8枚の飛行生物を8枚の強化エンチャントで支援して制空権を取ることを主な勝ち筋としている型。3マナエンチャント枠は直前まで一部装備品だったが、せっかくなので瞬間最大風速を優先した。1/1飛行を4/4飛行にすれば勝つ。愛と勇気は言葉だが、感じられれば力だ(※筆者は休日出勤で疲れている)

・《戦隊の鷹/Squadron Hawk》が入った。あとはバッタが入ればタトバコンボになる(※筆者は休日出勤で疲れている)

さぁ、見せてやろうぜ動物園の力を・・・こうしている間にも嵐の相葉さんは保護犬のケアを頑張っているんだ・・・!
※当ブログは「I LOVE みんなのどうぶつ園」の相葉さんの活動を応援しています!!


●大会はじまる

1回戦 ティムールランプ(すずくまさん)

なるほど、事前情報によると「《稲妻》は好きですけど今回は使いません。」
そこから答えを"導き出す"ことで相手のデッキを把握、パズルを解くように勝利への可能性を高めていく。
エントリーの段階からゲームは始まっているんだ。このゲームもらった・・・!カタカタッターン!

1戦目
続唱スペルが無くったって、こちとらには3マナ+3/+3修正の特殊装甲-エンチャント-と・・・飛行生物があるんだからっ!ってなって勝ち。
おそらく今回一番輝いて調子乗っていた頃。いや、まだ1回戦の1戦目なんだが?命燃やすの早くない?線香花火か?

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2戦目
相手の加速が間に合って4/4のCIPで帰化してくる《議事会の自然主義者/Conclave Naturalists》に特殊装甲-エンチャント-割られて負け。自然主義なのに動物いじめるのよくないと思うよ?

3戦目
クリーチャーを出してエンチャントで強化して殴り切るのが唯一の勝ち筋なのにエンチャントが割られるのは非常にまずい。先手で強気に攻めて押し切るっ!大丈夫!事前情報で《稲妻/Lightning Bolt》を入れてないのは織り込み済みっ!タフ3のクリーチャーを強化すれば勝てるっ!
あれっ、ダブマリなんだがっ!?あれっ、《稲妻/Lightning Bolt》が飛んできたんだがっ!?!?

0-1
そうだ・・・エントリーの段階からゲームは"始まって"いたんだ・・・


2回戦 老婆の銀の弾丸(ババァ・シルバーバレット)(加糖さん) 

Twitterにエヴァのネタバレは無かったがデッキのネタバレはあった(真顔)

1戦目
相手が自らモリモリライフ削ってるところに《戦隊の鷹/Squadron Hawk》《激情のエイリンクス/Frenzied Arynx》《野生のナカティル/Wild Nacatl》して勝ち。クリーチャーの数と質の暴力で押し込めるのってやっぱ明確な強みだなって。

2戦目
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
おれは後手でキープしたと思ったらいつのまにか先手になっていた
な… 何を言っているのかわからねーと思うが 
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…(訳:クリックミスって怖いNE!!)
ランデスされたりしたけどそこはね。2マナ以下のアタッカー14枚入ってるからね。

1-1
ランデス多くない?そんなことしないでもっと土地に優しく、地球環境について意識を向けた方が良くない?

ところでランデスと言えば、春になると最近見かけるようになったオレンジ色の背の高い花は「ナガミヒナゲシ」と言って、きれいな見た目してるけど在来植物の育成を妨げるたちの悪い外来植物だからみんな道端で見かけたらとりあえずブチ抜こうな!
ソース

画像2


3回戦 UR氷雪フェアリー (c6h5nh2さん)

来たな仮想敵・・・!鷹で全てのフェアリーをキャッチしてやるからな・・・!
マジな話、このデッキの《戦隊の鷹/Squadron Hawk》はフェアリーをぶっ殺すために入れている。かつて稲作や蝗害の対策としてアヒルが用いられたのは有名な話。実質的に3ドローがついてくる鷹がいれば羽虫が忍者になることは無い。これが歴史から学ぶということだ・・・!(ものすごいしたり顔)

1戦目
手札には《コーの空漁師/Kor Skyfisher》*3と《戦隊の鷹/Squadron Hawk》、空の防御はバッチリだ。そうだ。バッチリのはずなんだ。
死ぬまで平地引かなかったことを除けばバッチリだったんだ。

2戦目
相手トリプルマリガンの上に最高のハンドでもって勝ち。

3戦目
ダブマリによってややアドバンテージ面で遅れをとるも、賛美のサポートで4/4になったナカティルによるプレッシャーをかけてかなりいい感じのゲーム。しかし攻めが途切れた上で統治者置かれて雲行きが怪しい。さらに残り時間も怪しい。徐々に減っていくライフ。いわゆる手に汗握るゲームってやつだ。いや、負けそうなんだけど。でも可能性は残っている。ベストを尽くそうってところでMOがバグって落ちて時間切れ負け。はぁぁぁ!?!?

■状況
戦場に飛行生物がいない状態で《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》をキャスト・・・するもいつもの3パターンから選べってやつが出ずに「飛行生物を選べ」と出てくる。おかしい。何度かクリックしていたら見慣れないメッセージウインドウ(何書いてあるかは忘れた)が出てそのままMOが落ちた。
みんなも気をつけて!

多分あのままやっていても負けていただろうけど、集中してプレイしている状況でバグってそのまま負けるのは相手にも失礼だからマジで勘弁してくれ・・・

1-2
毎回少なくとも1回はフェアリーと当たって、かなりサイドにスロットを割いているのに必ず負けてるのなんとかしたい。

4回戦 グリクシス金属術ランデス???(reizoukoさん)

出てくるカードが片っ端から滅多に観ないカードで、テキスト読ませることでタイムデストラクションまでしてくるのすごいな!!

1戦目
親和かな?あれ?《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》!?金属術!?え!?忍術でバウンス!?めっちゃテンポ取られるんだが!?《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》って土地タップ出来るの!?《緩慢な動き/Slow Motion》って何!?!?めっちゃわからん殺しでミスりまくった。お見事。でもこのデッキ3色デッキのくせにランデスプランに対して異常に勝率高いんだよね・・・生物展開して勝ち。

2戦目
生物展開しまくってでゴリ押しして勝ち。

2-2
やべえデッキだ・・・これだからPauperはやめらんねぇぜ・・・


●反省会

というわけで2-2、オポが低くて23人中15位。オポは気にしても仕方ないね。
今回の反省点
●対フェアリーのプレイングの正解がわからない。
サイド後の後手では赤ブラ、《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》、《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider》等を入れて徹底的に守るスタンスでいるが、そもそも長期戦に持ち込まれると負けなので、プランそのものが間違っている可能性がある。
エンチャントに除去を合わせられるのが嫌なのでエンチャントを減らす傾向にあるが、論点1にあるように短期決戦こそが勝ち筋ならば、これは間違いなのでは?

例えば今回の構築なら
サイド後
in
3 《赤霊破/Red Elemental Blast》
2 《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider》
2 《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》
1 《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》

out
2 《象の導き/Elephant Guide》
2 《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
2 《激情のエイリンクス/Frenzied Arynx》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》

って感じにして相手のクリーチャーを止めることに注力しているが、後手でも攻めの姿勢を維持するなら除去はほどほどに《激情のエイリンクス/Frenzied Arynx》や3マナオーラは0にしないほうが良いのかもしれない。
現状それで負けているわけだし。

●《忘却の輪/Oblivion Ring》が重い
スロットの関係で《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》を減らし、メインから置物に触れることが少なくなったため《未達への旅/Journey to Nowhere》を《忘却の輪/Oblivion Ring》にしたが、3マナはやはり重かった。そもそもこのデッキはアグロであり、置物に触れるのはおまけでしか無いのでこのチョイスはスタンスとして明確に後ろ向きで日和っていた。
・《未達への旅/Journey to Nowhere》
・《削剥/Abrade》
・《雪崩し/Skred》
の三択で迷うべきだった。

●《サルーフの群友/Sarulf's Packmate》を4枚採用したことについて
ランプに採用されている《サルーフの群友/Sarulf's Packmate》をこのデッキも4枚採用しているが、このデッキが2ターン目に予期してたらそれは負けムーブなので多分正解ではない。あと自分猫派だし。

●おわりに

なんか後半クソ真面目なこと書いてるけど、勝ち負けとかこまけえこたぁ良いんだよ!君がいて僕がいる。それでいいじゃない(※筆者は休日出勤d(ry

いや、マジで勝ち負けじゃない。このご時世に実況でわちゃわちゃしながらオンラインで大会が開かれることがもう楽しい。
このカジュアルな緩さが良い。マジックの、Pauperの楽しさを実感出来る。とてもありがたい。感謝しかない。毎週やって(※筆者は(ry

非常事態宣言時の縛りを加えた大会も出たかった。またやんないかなぁ(ゲームの縛りプレイ大好き)

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