ウォームハートの新しい「理念」と「行動指針」②
ウォームハートの「行動指針」ができました。
それは、【やさしく、つよく、冷静に。そして、あたたかく。】です。
■やさしく
一つ目の「やさしく」。「やさしさ」こそが、人を「幸せ」にする基本であり、また、自分が「幸せ」に生きるための前提となります。
人を思いやる「やさしい笑顔」「やさしい言葉」「やさしい行動」は人を幸せにします。人からの思わぬやさしさ(心配りやちょっとした配慮)に、感動を覚えることすらあります。相手を思いやる気持ちと想像力が「やさしさ」の源泉です。
相手を傷つけたり、相手に不快な思いをさせたりしないという「やさしさ」はもちろんですが、例えば、「相手に我慢をさせない」とか「相手に恥をかかせない」配慮というのも、大事な「やさしさ」の一つです。
吉野弘さんの「祝婚歌」という詩の一部に、「 正しいことを言うときは 少し控えめであるほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい 」とあります。
仕事でも、「正しい」ことをそのまま伝えてしまったり、当然のように「こうあるべき」「こうするべき」という「べき」を押し付けてしまったりすることがよくあります。でも実は「正しいこと」なんてなく、「自分にとって正しいこと」と「相手にとって正しいこと」は違う、という前提のもとでコミュニケーションをはかる「やさしさ」が、私たちの目指すプロフェッショナルです。
何か判断に悩んだとき、「そこに真の「やさしさ」はあるか?」と自問自答してみるのです。仕事においても、それ以外でも、自分の言葉や行動の一つひとつが「やさしさ」につながるように。
しかし、「やさしさ」だけでは自分自身を幸せにできません。「やさしさ」だけでは人を幸せにはできません。そこには「つよさ」が必要になります。
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■つよく
2つ目の「つよく」です。ここでの「つよく」は、人(外)に対する強さではなく、自分自身(内)に対する強さです。
自分を律する強さ。例えば、約束を守る強さ、チャンスをつかみ取る強さ、失敗を恐れない強さ、チャレンジし続ける強さ、自分で責任をとる強さ。
メンバーの一人ひとりが、自分で考え、自分で動いて、自分で責任をとる「つよさ」を身につけていくことで、チーム全体が前を向いて成長し、組織として「つよく」なっていきます。そのことが、より多くの「幸せ」を、より大きく広げていくことにつながります。
反対に、自分に対する強さのない人は「幸せ」にはなれません。ましてや周りを幸せにすることもできないでしょう。自分にはできない、どうせ自分なんて、と自分を卑下したり、可愛そうな自分、と自分を憐れむだけで行動しようとはしません。そして、うまくいかないのは私のせいじゃない。あの人のせい、社会のせい、病気のせい、、、と、あらゆることを人や環境のせいにします。
同じことが起きても、その捉え方によって「幸せ」にもなれば「不幸せ」にもなります。「~のせいで」ではなく「~のおかげで」と考えられるのも、自分に対する強さがあるからこそ。その強さが、その人の「謙虚さ」にもつながっていきます。
「謙虚」とは、自分を小さくみせたり、おとなしくすることではありません。今与えられている機会、人間関係、活躍の場があることに感謝をする気持ちを持つことです。本当の「つよさ」を持つ人は、たとえどんなに実力があっても威張ることなく、どんなに地位が高くても偉ぶることなく、どこまでも穏やかで常に謙虚です。
私たち一人ひとりが、内なる「つよさ」を磨き、常に謙虚さを忘れず、自分に強くあることが、結果的に相手や周りを幸せにすることにつながり、なにより自分自身を幸せに導くことになります。
何かうまくいかないことがあったとき、くじけそうになったとき、人のせいにしたくなったとき、「今の自分は「つよさ」を失っていないか?」「「つよさ」が人に向かっていないか?自分に向いているか?」と自問自答してみるのです。
人には「やさしく」、自分には「つよく」あることが、私たちの理念である「幸せを広げる」につながっていくからです。
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■冷静に
株式会社クールヘッドの「クール」には、いくつかの意味がありますが、この「冷静」という訳が最も適しています。
私たちは、どんなときも慌てずに落ち着いて、常に理性的に判断できるプロフェッショナルである必要があります。そこで重要なのが、「冷静」であることです。
私たちの発する言葉や行動の一つひとつは、私たちが自ら選択しています。自ら選択した言動で、周りに与える影響も変わります。そこに正解はなく、大切なことは、常に最善・最良・最高を目指すことです。そのときに必要なことが、理性的な分析と冷静な判断です。
・目の前のことだけでなく、それを取り巻く環境も視野に入れて考える。
・相手のことだけでなく、関係する人たちそれぞれの立場からの視点で考える。
・現時点のことだけにとらわれず、その後のこと、将来のことまで含めて考える。
答えはありません。あらゆることを深く考えて、その調和を図り、バランスをとりながら、最善・最良・最高を探っていくことが、私たちの目指すプロフェッショナルに欠かせない要素です。
感情的に熱くなってしまい、適切でない言動をとってしまったり、不意な出来事に慌てて動揺してしまい、相手を不安にさせてしまったり、不安や苛立ちが抑えられず、相手に嫌な思いをさせてしまったりすることがないように。
感情的になってしまったときや思考が止まってしまったとき、自分を「冷静に、冷静に」と落ち着かせたり、何か判断して行動するときに「自分は冷静に考えたか?」「周りのことも考えているか?」「先のことも考えているか?」「調和やバランスはとれているか?」と自問自答してみるのです。
正解は出てきませんが、自問自答することで、見えていなかったものが見えてきたり、ヒントや気づきを得ることがあるでしょう。また、最も正解に近いであろう判断をすることが、自分や周りを幸せにするために欠かせない姿勢であり、それがこの「冷静に」で求められていることです。
どんなに「やさしい」気持ちがあったとしても、どんなに「あつい」思いがあったとしても、プロフェッショナルとして「冷静さ」は忘れずにいたいものです。
人には「やさしく」、自分には「つよく」、そして頭はいつも「冷静に」
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■あたたかく
ウォームハートの「ウォーム」も、おんしんスープの「おん(温)」も、「あたたかい」を意味します。
あたたかい社会、あたたかい地域、あたたかい会社、あたたかい仲間、あたたかい家庭、あたたかい心。「あたたかさ」こそが、あらゆる幸せのベースとなります。
株式会社クールヘッドの理念である「幸せを広げる」ために、お客様との間でも、会社の仲間同士でも、社外の人たちとも、あたたかい関係性を築くこと。そして、社内にも社外にも、あたたかい空気や環境をつくること。それが私たちの仕事です。
あたたかい人間関係、あたたかい環境、そこにはお互いの「感謝」の気持ちが欠かせません。お互いに「ありがとう」という気持ちでつながっている関係ほど「あたたかい」関係性はありません。お客様との関係も、会社の仲間同士の関係も、家族や友人との関係も。
会社は一つのチームです。しかし、私たちはスポーツのような、勝負に勝つチームを目指しているわけではありません。目的(理念)である「幸せを広げる」ためのチームであり、お互いに「ありがとう」という気持ちでつながる「あたたかい」チームです。ですから私たちのチームに敵はいません。そのため、外に対する強さも必要ありません。必要なことは周りに対する「感謝の気持ち」です。
何か悩んだり、モヤモヤしたとき「今の私は「あたたかい」かな?」「感謝の気持ちを忘れていないかな?」と自問自答してみるのです。
私たちが「あたたかく」なることで、相手や周りも「あたたかく」なっていく。そして幸せが広がっていく。自分、仲間、お客様、この地域へ。いつもそのイメージを持って、これからもこの地域のお役に立てる会社でありたいと思っています。
【4つの指針のイメージ図】
① 人に対しては「やさしく」
② 自分に対しては「つよく」
③ 頭は「冷静に」
④ 心は「あたたかく」
株式会社クールヘッド
■ 理念
「 幸せを広げる ~ 自分に、仲間に、この地域に ~ 」
■ 行動指針
「 やさしく、つよく、冷静に。そして、あたたかく。」
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