保育者の芽

「保育の質の向上」
保育現場にいれば常に耳にする言葉で、どこの保育園でも課題だろう。

“保育の質=保育者の意欲と想い、好奇心、向上心”だと私は思っている。

保育スキルや経験、遊びの環境作り、職場の働きやすさなど、挙げきれないありとあらゆることが保育の質に繋がるのだけれど、何よりも大切なことは、上記に示した保育者1人ひとりの“気持ち”なのではないだろうか。

その気持ちなくして保育の質の向上なんてないと思う。

だからその芽を育てようと試行錯誤をしてはいるけれど、これがそんなに簡単にはいかない。その芽を教わらなくても持ち合わせている人ばかりなら嬉しいのだけれど、そうはいかない。職員も一人ひとりの性格、能力、個性、生育歴、保育歴、その経験歴、理解度が違う。それは当たり前だけれど、でもその中で、その芽をどのように育んで、出して、伸ばして、咲かせればいいのか。

それは、そう簡単ではない。

保育者の芽。

みんな持っているようで、持っていなかったりする。



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