ダニー・シーハンの言うことは信用できるのか?(複数のNHIのタイプについて語る)
UAP問題について積極的に活動する弁護士ダニエル・シーハンがまた2時間を超えるインタビュー番組に出演し、2024年の情報公開に向けた動き、UAP 情報開示法、その他のUFOに関する話題について語った。
彼はこの中で、来年の1月19日以降に、40名以上の内部告発者たちが米国議会の公聴会を求めるだろうと述べ、2024年という年は、BC(紀元前)とAD(紀元後)が区別されるように歴史上の分岐点となるだろうとまで言う。
さらに彼は、NHI(非人間知性)には複数のタイプ(種族)がいると述べ、具体的にこう語った。
このような発言は異常で信じ難く思われるため、「シーハンの言うことはどこまで信用できるのか」というトピックがアメリカのUFOフォーラム(reddit)
で話題になっている。
それらは彼独自の主張というわけではなく、いわゆるUFO俗説ではずっと昔から語られている話ではあるが、シーハンがこのような怪しげな発言をするのは情報開示に関する他の主張についての信用を傷つけるから止めて欲しいという声まである。
シーハンは2001年にスティーブン・グリアが開催した「ディスクロージャー・プロジェクト」の顧問弁護士も務めており、グリアはその後ETとのコンタクト方法を教える有料セミナーで金稼ぎをしているなどとUFOコミュニティの間で評判を落としたことから、シーハンの信用性を疑う理由の一つにもなっている。
だが一方、シーハンはその後、内部告発者のルー・エリゾンドや元国防省高官クリストファー・メロンの代理人も務めていて、グリアが制作した映画の中で彼らを批判したことに対し、自分のコメントを意図しない形で使われたと非難し、グリアの主張にも同意しないコメントを出している。
弁護士は基本的に依頼者の利益のために働くものであり、相互に矛盾した信条をもつ依頼者を(利益相反がない限り)同時に受け持つことも稀ではないことを考えれば、この点でシーハンを批判するのは当たらないように思える。
彼が過去の「ペンタゴン・ペーパーズ」事件やイラン・コントラ事件で実際にどれほどの役割を果たしたのかについても議論があるようだが、詳しく調べていないので分からない。ただ彼がUFO問題以外でも、憲法問題や公益活動などの分野でアメリカで評価されている弁護士であることは確かなようだ。
問題はシーハンが何を根拠にエイリアンの具体的な姿形についてまで説明できるのかということだ。彼は「信頼できる人物たちによれば」と言っていることから、直接の接触体験のある人々の話を聞いているようにも思われる。
いずれにせよ、シーハンの言うことが本当かどうかは、来年の情報開示の進展の中で明らかになって行くことだろう。
またこの番組の中で、Chris Bledsoeという人のUFOs of Godという本に言及されていた。
今年の初めに出された本で、アメリカではずいぶん評判になったらしいが知らなかったので、読んでみようかなと思っている。
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