パラボラ / 歌詞

スチーが見てる砂漠
無指向性の孤独
アンテナ持って彼方此方
応答は無い

寂しい空はもう真っ暗
ぶっ壊れたパラボラ
全く以て使えねぇ
投げ棄て轍にサヨナラ

夜が取りこぼした
一握りの光
肌にベッタリ貼り付く
砂塵を拭う

虚しい空はもう真っ平
ぶっ壊れたパラボラ
真ん中にすっと入らねぇ
投げ棄てて夜にサヨナラ

寂しい空はもう真っ暗
ぶっ壊れたパラボラ
全く以て使えねぇ
投げ棄てて夜にサヨナラ

備忘録
2024ボカロック投稿祭参加曲ですのよ。
ロックといえば、大学の軽音部でベースを弾いておりました頃、ロックについて熱く議論する先輩達を思い出します。あれはロック、これはロックではないと、白熱していく先輩達。後輩の私達は泡の抜けたビールを飲みながら震えておりました。見ろ！この生き様がロックだ！一升瓶を召喚した先輩はフラフラと私達の村へやってくる。や、やめてくだせぇ！この村にはもうロックも何も残っていませんだぁ…！うるさーい！どこかに隠してるんだろう？！早く出せ！！ゴポゴポゴポ…。

ところで私の街のスーパーには、ひたすらお酒の面出しをする面出しオジサンがおります。面出しとはラベルを表に向ける作業です。
警備員の服を着て、お酒コーナーで本当にずっと面出しをしています。お酒コーナー担当なのかなと思った私はある時、ショーケースの中にある少し高めのお酒を頼むべく声をかけました。すみませんこれくださいと目当てのお酒を指さし話しかけた所、戸惑う面出しオジサン。まさかの戸惑うオジサンを前にして戸惑う私。二人して、あっあっ…と存分に戸惑った後、私は後ずさりながら、サービスカウンターまで行き、別の店員さんにショーケースの鍵を開けてもらいました。

今日も、私の街の面出しオジサンは、缶ビールのラベルをきれいに並べ、遠めで見てうっとりしている。その姿を見て私は、ロックだなと感じる訳です。変な人だけどなんだか愛おしい。

ドラムは友達に作ってもらいましたよ！ありがたいねぇ！！
ボカロォォォック！！！

曲はこちらから聴けますヤピヤピ ♪　↓
パラボラ / ワレカビン feat.可不 (youtube.com)