twitterに上げた絵がOpenSeaでNFT販売をされたのでなんとかした の巻

事の発覚

多分同じような事が今後他のジャンルでも起こりそうなので最初に自分の状況を書いておく。私はしがない同人描きでtwitterにとある企画の26枚の絵を1枚づつ毎日上げていた。嬉しいことに私のジャンルは海外でも認知度が高く海外からのコメントやらいいねが頂けて毎日ウキウキであった。

そして最終日、海外のフォロワーから唐突にこんなツイが来たのである。

「@盗難者」があなたの絵を盗んでますよ:(

よくあるtwitterの転載かタンブラー転載かなーと思ったのだがちょっと違った。もう写真は残っていないが「@盗難者(仮名)」はtwitterで私の絵をサンプルのように並べて自身のOPEN SEAで私の26枚の絵をNFT販売(と言うのか?)をしていたのである。




NFT????? OpenSea????? は?は?は??

薄っすらとしか知識に無かったNFT。
OpenSeaに至っては初耳であった。何だそれは…

この件が発覚したのは2022/6/21だったのだが ちょうど数日前にあの超有名サッカー漫画でニュースになったのと同じ件だと気づく。

読んだときはフーンで終わっていたのだが、まさか同じ事が自分の身に降りかかるとは…「ビッグネームの絵だと稼げる可能性は高いがすぐバレる、じゃあ同人絵描きならバレにくいから小銭稼ぎにでもなるだろ」感でやられたのかはわからないがとにかく有名だろうが同人絵描きだろうが関係ないのはよくわかった…



NFTって何…

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)
検索すると「月の土地の権利を買うようなもん」「星の命名権」とか言われてる。とにかくよくわからない。正直これを書いている今でもよくわかってないが 一応
・著作権を売られてるわけではない
・絵自体を売られてるわけでもない
・「唯一無二であることの証明」を売っている

―――という事らしい 何度読んでも宇宙猫顔になってしまう。

イラストの場合「絵の作者本人が売り、唯一無二であることの証明」の売買で「著作者を登録できる。転売のたびに報酬をもらうこともできる」という本来は「『ネット上での』作者の著作権を守るため」のシステム

……のはずが他人の絵のNFTを勝手に売れちゃう状態らしい。
おかしいやろ…


OpenSea…

というサイトでそのNFTを売買してるらしい。一番大手だそうだが逆に他にもあるんか…と思った。実際見ると絵だの何だの(のNFT)を売ってる

https://opensea.io/  
見てもホントどういうこと…って感じのが広がってる

wikiによると固定価格での販売、オークション形式での販売などなどがあるらしい。ちなみに私の絵はオークション形式で販売されてた。お値段は仮想通貨がベースでそれを元にドル表記的なものがされてる…らしい(詳細不明)1枚20ドルぐらい?だった 売れるわけねえだろと…



実害はないけど

ここまで調べて正直「実害ないんじゃ?」とは思った。著作権を買われるわけでもなく自分の描いたイラストをこのまま上げておくことはできるし自分が高画質データは保持してるので印刷して本にすることもできる。多分NFTを買った側も基本的には何も言ってこないだろう。

しかし私に報告してくれた海外の優しい方が言ったのである


「あいつら非英語圏の描き手やそのフォロワーさんが理解できないと思って舐めてるからターゲットにしてる 凄く腹立たしい」

これである
完全になめられてるのである 英語使えないからってなめてる…これは絶対に許してはいけない。今後この弱点を突いて日本の絵描きがターゲットになるのは目に見えている。繊細な人はこれだけで絵を描くことをやめてしまうかもしれない。それらから守るためにもこれは徹底的に本体からつぶすしかない…と私は決めたのであった。駆逐してやる…!





駆逐してやる!(twitter編)

とりあえずtwitterである…のだが先に以下の事をやっておこう
・相手のtwitterのアカウントのブクマをする
・相手のOpenSeaのページをブクマする
・自分の絵がupされてるのをスクショ撮る

これは相手が速攻消して見失う可能性があるから必須。実際こっちが騒ぎ出したら相手は速攻twitterから絵とリンク等を消し去っていた。OpenSeaのアドレスはわからなくなると大変なので必ずブクマしておくこと。
私は長期戦になると思い両方ともブクマはしていたが、ここまで速攻で話が進むと思わずスクショを撮ることはできなかった 残念

@盗難者は堂々と「自分の絵のNFT販売はじめました」的な事を言っている。そんな急に作った垢がこんな萌え狂った腐絵をピンポイントで上げるわけねえだろと思うのだが どっちにしても人の絵を勝手に上げんなという件で通報である。これは「なりすまし」で報告できる。できればフォロワーさんに助けていただこう(皆様通報ありがとうござました…)

ちなみにこの事態を察したのか@盗難者は速攻絵を取り下げtwitterからOpenSeaへのリンクも切った。そのためtwitterからは「オメーのなりすまし通報もらったけど関連性はわかんなかったから却下な」と言われてしまった ので相手が絵を消した場合twitter側自体の制裁はあまり期待できない(証明できないのでしょうがない)騒いでいる事を教えて絵を取り下げさせるのが主目的なのでいいと思う。

さらに相手にもリプで「通報済みだからな、お前の事は知ってるぞ(意訳)」と言っておいた「描いた私(著作権所持者)がこの件を知ってるぞ」と相手に言うのは超有効なので必ず一言言っておこう(これについては後述)

つたない英語で一応直で警告もした ありがとうDeepL

ちなみにtwitterで相手が何やってたかというとNFTを買いあさっているアカウントに「こんな絵あるけど買わない??」ってリプしている感じであった。twitterはあくまで広告部分なので本体を叩かなくてはいけない。




駆逐してやる!!(OpenSea編)

ここからに関しては他に方法があるかもしれないが、とりあえず私が行ったことを記述していく。とにかく全部英語なのでかなりきつい。なおこの時点で先にやっておいた方がいいのは

・盗られた絵を全てモーメントでまとめておく
証明提出用にまとめておきます。
でもこれはtwitter公開の絵でしかできないのでtwitter以外からの盗難の場合は少し考える必要があるかなと…。ピクシブから盗まれた場合はなかなか難しいかもしれない。
ともかくtwitterの場合はモーメントで、他の場合は「自分が著作者である+タイムスタンプ」の証明をまとめておこう。

とりあえずOpenSeaの「著作権で保護された作品が許可なく販売されている場合はどうすればよいですか?」のページを見よう。クッソ長く書いてあるんだが要するに「著作権持ってると証明できる著作者本人じゃないと取り下げの話はしねえからヨロ」て事らしい。つまりフォロワーさんとかの第三者の通報は決定打にはならないのである。
ここが先ほどのtwitterで「著作者本人がこの件知ってるぞ」と相手に知らせるのが有効という話。描き手が通報したら勝ち目がないとわかるので取り下げる方向に行く…のだと思われる(某サッカー漫画のは多分これも聞かなかったので唖然としていたのだと思う…)

というわけで大変見にくい場所にあった「勝手に絵を上げられたのでコイツをどうにかしてくれ通報フォーム」に行こう ちなみになぜか日本語訳に切り替えるとフォームが動かなくなったので基本英語表示のままで乗り切るしかない つらい。

さっきのQ&Aページから行けるんだが日本語訳するとリンクが埋もれて見えなくなるクソ仕様

・まず一番上のI am the right ownerを選ぶ。一番下は第三者用なんだが「本人じゃないと話聞かんよ」とさらりとあしらわれるので基本的には描いた本人がやるしかない(2番目は基本企業向け)

PC版は日本語に翻訳すると入力できなくなる(スマホ版はどうだろう)

・フルネームはtwitter名で普通にいけたので本名じゃなくて良い。
・メアドは自分の普段使いのを

ここで一瞬twitterはどっちのを…と思ったのだがここは自分のを入れるべきであったのだろう… 必須ではないので飛ばしてもよし。



一番重要な部分がここ

・ディスコード持ってても空白が無難か(連絡がこっちで来るのかな…?)

・Please provide publicly-accessible links to your copyrighted work or describe the rights violation in the box below. (あなたの著作物へアクセス可能なリンク入れるか、下のボックスに権利侵害を説明してください。)

ここに自分の作品である証明のリンクを入れるので 先ほど作ったモーメントのURLを入れると話が早かったです。一応「twitterで公開しているイラストのモーメントです」と書いておいた。


・Please provide links leading directly to the specific content you are reporting. (報告している特定のコンテンツに直接つながるリンクをはってください)
相手のOPEN SEAのURLを貼る。さらに私は相手のtwitterのURLも貼って出しました。心配なら文章で「私が!描いたやつはこれ!こいつのは!盗んだやつ!」とDeepLで翻訳しながら入れると良いと思います。



米の会社はやたらと「宣言声明」とか言うのですがあんまり気にせんでいいです

・一番上のThis content copies my original work(このコンテンツは私のオリジナル作品をコピーしています)でOK

・追加情報があれば記載。まあ空欄でいいと思います

・「電子署名は正式な氏名と一致する必要があります。ペンネーム的なのは受け入れ可能な形式の署名ではありません」
…と言ってるのですが 日本人の名前って少し変わってんですよ感で普通に上に書いたtwitter名をいれておいた。普通に通りますのでまあそれでいいんだと思います…(※6/23追記 これで取り下げできましたので名前入れるところは全て仮名で大丈夫のようです)

最後submitしておきましょう 受け取ったよーのメールがOpenSeaより届きます。




そして1日で駆逐は終わった

翌日になったら全部消えていた びっくりである
「取り下げされない」とか「もめている」という話しか検索では出てこなかったので長期戦を覚悟していたのだが全部きれいさっぱりなくなっていた。海外での対応でこの速度は凄いとは思った。@盗難者のOpenSeaを見るとこんな感じのが出てくる。

「知的財産権侵害の申し立てに基づき、削除されました」

twitterの方もアカウントは消えていなかったが絵もリンクも広告リプも全部消えていた 多分アカウントを放棄するつもりなのだろうが またやらかす可能性はあるので まだ1か月は様子を見るつもりである。
<◎><◎>お 前 を 見 て る ぞ

なお同日海外フォロワーさんもOPEN SEAに通報してくれてたらしく「削除されてたよー」と報告をされた(ありがてえ…) 
ただここで思ったのだが報告は本人でしかできないので「多分本人となりかわってやってくれたのでは」と(実際できるし)

協力者さんがOpenSeaから「削除したよ」ともらった報告メール 
なぜか私はもらわなかった なぜだ…
★6/23追記 私の方にも同じ報告メールが来ました!

海外の協力者さんがどういう通報をしてくれたのか不明なので何とも言えないが、とりあえず私にはこのメールはこの時点では来てない 一応取り下げも行われたので まあいいか…ということで。


★6/23追記 同じ「削除したよ」メールが来ましたので上記方法で基本的には取り下げ申告が通るようです。ただ「タイムスタンプがしっかり出るモーメントで絵をまとめてる」という強力な証拠があった事がだいぶ大きいと思いますので、証拠がピクシブ等の場合はまた違った展開になる可能性もあります、ご注意ください。




簡易通報的なものがある?

ちなみにOpenSeaに簡易通報的なものはあるらしかった。
OpenSeaの該当サイトの右側にあるこれを

「…」を押す
「偽物か詐欺と思われる」を選択 これの下の欄は空白でOK

これを多数やるとどうも買い手がNFTを買う時「フェイクって通報入ってるよ」という警告が出る……っぽいのだがいまいちよくわからない。でも多分根本の絵を取り下げさせるだけの効力は無いと思われます。やはり駆逐するには「著作者本人による通報」をやるしかない模様。




どうしたら防げるか

正直どうにもならないと思う。絵にサインを入れるという根本的なものをやるだけで多少減るとは思うけど じゃあ完全に防げるかというと多分ダメだと思う。
恐ろしいのはこれ英語圏からの「盗まれてるよ」の知らせが無かったら私は今も知らないままだっただろうという事。
これは二次創作だからこそわかったのであって、もしオリジナル作品だった場合はほぼ知らないままだろうと思う。誰にもわからないし。

・まずtwitterの場合は「NFTやってません、あったらそれは偽者ですのでお知らせください」という英語文を入れるのはアリとは思う。

絵にサインを入れる でもこれはG除けぐらいのレベルと思う 簡単に消せちゃうし最悪サインの名前で名乗られたら意味がない。

・海外にファンの多いジャンルの場合は特に注意 海外RTが多い場合どうしてもターゲットになりやすい

でもやっぱり

・非英語圏の絵描きも毅然と対処するという姿勢を見せる

というのは重要だと思う。なめられてはいけない。放置すれば増えていくGと同じでちゃんと駆逐しないと増えていく 皆様気づいたら毅然と冷静に対処しましょう。というお願いでした。

あと第三者として気付いたらできる限り描いたご本人に教えてあげてくださいね!


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