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【今日の本質】サラダチキンをサラダに入れると美味い

みなさんはサラダチキンを食べたことがあるだろうか。

サラダチキンはコンビニで手に入る低脂質高たんぱくなヘルシーフードとして、トレーニー・ダイエッターに人気の商品だ。糖質制限ダイエットのブームを皮切りに人気は急上昇し、かつては味は二種類ぐらいしかなかったのだが、最近では四種類程度のフレーバーを置いているコンビニも見る。類似の魚肉ソーセージなどの商品を含めると、いまやおにぎりと同程度の棚面積を使っているケースすらあるのではないだろうか?(どうでもいいが塩分強すぎて実はそんなに健康にいいのか?は謎な気がしている)

体型に気を使うサラリーマンがサラダチキンをおやつ代わりに食べていることを見ることも多い。私もかつてはたまに食べていた。しかも、どちらかというとアーリーアダプターだったのではとも思っている。なんか昔はサラダチキンを直接食っているとなんか恥ずかしいな…と思って食べていた覚えもある。しかし全体的にしょっぱく、ぱさぱさな食感に耐えられず、最近はタンパク質系の商品を食べるにしても、カニカマバ―や茹で卵などのより人間的な食味をした商品を食べることが多い。

しかしこのサラダチキン、「サラダ」の名を関しているのにもかかわらず、サラダと一緒に食べている人は少ないのではないだろうか?仮にサラダと一緒に食べるとしても、コンビニのカット野菜の袋にそのままツッコんで食べるという非常にずぼらなソリューションを取っていることが多い気がする。

ある日の昼休み、セブンイレブンのかさ上げ弁当では若干物足りないかなと思い、サラダチキンを何ということなしに買ってみたのだが、結局食べる気にならず家に持ち帰った。最近は自炊ゲージが高まっていたため幸い家にサラダの材料があった。少なくとも単品ではしょっぱすぎるサラダチキンであるが、野菜と食えば多少マシになるかと考え、レタスをちぎりサラダにした。外で食べるときは、包装からこぼれる液体をきにしつつ、そのままかじりつくものだが、せっかく家にいるのでまな板の上でナイフでちゃんと切ってサラダの上に並べた。非常に文化的だ。

さて、手間ともいえない手間をかけてサラダチキンを調理し、サラダをつくたのだが、なんとなしに一切れのサラダチキンを口に運ぶと、記憶にあるよりもはるかに美味く感じる。まず直接かぶりつくのに比べて、噛み切りやすいせいか、そもそも余りパサパサ感を感じない。また気になっていた塩辛さも、汁気がちゃんと切れていて、野菜ともしっかり和えられたことによってちょうどいい塩梅になっている。

なんとなくカット野菜にツッコんだ時の微妙さを想像していたのだが、それよりも遥かに良い。カット野菜に比べて生野菜は普通に美味しいこと、チキンを切ったことによる食感の改善などが要因だろうか。若干うんざりしていたサラダチキンだが、この食べ方なら毎日食べても問題ない味に感じられた。

冷静に考えれば、サラダを銘打っているのだから、きちんと切ってサラダと共に供する目的で作られた商品なのだろう。ちゃんと使ってもまずい商品など大手コンビニチェーンの棚からは一瞬で淘汰されるだろう。

とにもかくにも皆さんもたまにはサラダチキンを切ってサラダに並べ、食べて欲しい。







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