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【 #私の平成最後の日 プレゼンツ】平成最後の天皇賞(春)を1年前から予想してみた

何度もこの場ではお話していることなのですが、今年の2月にこちらの本の編集に関わらせて頂きまして、

『平成最後の逃避行』 藤崎いちか(著) 和良拓馬(編) 藤沢チヒロ(デザイン)

で、その販促としてこのようなこともしていたのですよ。

「平成最後の逃避行」 #私の平成最後の日  キャンペーン

(更新日基準で考えるとキャンペーン終了まであと1時間じゃないかと思いつつ)「私の平成最後の日」ですか~、1年後の今日、僕は一体何をしているんでしょうね~。

んっ、そういえば1年後の4月末のJRA(G1)レースは多分、天皇賞(春)。
平成という元号が終わるとき、天皇の名を冠したレースが行われる…これは運命か、それとも偶然か…

そういう訳で決まりました!
僕の平成最後の日は「天皇賞(春)を的中させて、ウハウハなまま新元号初日を迎える」です(拍手喝采)

なので、今のうちからやっておきましょう。


1年前から祝・的中! 世界一早い第159回天皇賞(春)予想!


1.はじめに 「1年前予想法」の確立
とはいえ、つい昨日前回大会が終わったばかりであり、そのような状況下で来年のことを話すだなんて鬼が笑うどころではありません。
様々な事象があっという間に変わっていく昨今、どのような馬が来年の天皇賞(春)に出るのかは全くわかりません。未来の予想は難しいのです。
しかし、こういう発想で挑んでみるのはどうでしょうか?

現在の結果と1年前に行っていたプロセスを比較することで、共通点を導き、未来を推測する。

ということで、僕は開発しました。「1年前予想法」を用いようじゃないかと!
なんやねんという話になるので、概要を簡単に。

・過去10年の天皇賞(春)で馬券圏内に入った馬が「1年前の同時期(1月から4月末まで)」にどのようなレースを走っていたかを調べる
・これらの傾向と現在活躍している馬の中から共通項が多い馬をピックアップし、来年の天皇賞(春)を予想する

早速分析に入りましょう。

2.天皇賞(春)好走馬たちの「1年前」

こちらの表をご覧ください。

これは過去10年+昨日の結果を踏まえて作成しました。
過去10年の好走馬と、彼らが1年前に出ていたレースの羅列となります。(前年と当年がごっちゃになることが多々あり、作るの割と苦労しました)

さて、この表から導き出される共通点が5つあります。

【1】古馬は1年前の同時期に重賞で掲示板を確保しておけばオッケー
→古馬に関してはある程度の実力は必要。ただ、必ずしも重賞勝ちしている必要はありません。今回勝ったレインボーラインは前年の天皇賞春は14着でしたが、ここまで爆上げしたわけです。当年の成績は気にする必要がありません。当年よりも前年の活躍度合いです。

【2】天皇賞(春)は「2回目出走」のほうがオトク
→より穴馬としての期待値を上げるならば「天皇賞春出走が2回目」という組を狙いましょう。レインボーラインもそうでしたが、カレンミロティック、シュヴァルグラン、ジャガーメイル…大きく飛躍したのは全て2回目です

【3】上がり馬は前年同時期に準オープンにいることが前提
→ガンコのように、前年まで下級条件で苦労していた馬が、突如勢いをつけて出走へ…というケースが近年は目立っています。そのようなケースはホッコーブレーヴとマイネルキッツのみであまり例は無いのですが、両者とも「前年同時期は準オープンだった」という共通点があります。今回馬券圏内を逃したガンコは前年同時期だと1000万円クラス。やはり馬券圏外は必然だった?

【4】前年3歳だった馬はOP特別以上を勝っていることが前提
→前年はクラシック路線を騒がせていた、4歳馬にはどのような傾向があるのでしょうか? 情報を整理すると、少なくともOP特別以上のレースを勝っていれば本命から穴まで、予想以上の活躍はが期待できると思われます。

【5】【皐月賞チョイ負け】【青葉賞馬】【若駒S登録組】がおススメ
→さらに詳しくレースを調べると、3つのレースで興味深い傾向が出ています。まずは皐月賞敗退組。特に5着以内に負けた「チョイ負け」であるほど馬券に絡みやすくなっています。同じく期待値が高いのは青葉賞馬。まあ、これはフェノーメノ&ウィンバリアシオン以降なかなか出てきませんが…。
最大のオカルトが「若駒Sに登録していた馬が天皇賞(春)で活躍している」というものです。同レース2着だったメイショウドンタクはもちろん、なんと出走取消になっていたシュヴァルグランは天皇賞(春)で3年連続で馬券に絡む大活躍! 登録しているだけで丸儲け。来年以降覚えておきましょう!!

3.結論
以上の観点を踏まえると、大分候補は絞られてきます。
古馬の場合ですと、やはりクリンチャーチェスナットコートが有力候補。来年が2回目の出走という意味でも好ましいですね。
一方、現在の3歳馬だと気になるのはキタノコマンド—ル。条件④じゃすみれS勝利、⑤は皐月賞5着ということで条件が合致しているのはもちろん、いかにも「平成」っぽい馬だと思うからです。
父は言わずと知れた平成最強の日本馬・ディープインパクト。母父もキングカメハメハと、日本競馬の血を支える一頭。
何より、命名者が北野武。平成は昭和との連続性が強く、故に様々な世代間の分断も生み出した。そんな昭和と平成を股にかけて活躍した男が命名者というのは興味深い。また、馬主がDMMバヌーシーと、平成で最も興隆したネット産業が担っているのも、時代を象徴していますね。
さて、あとは鞍上が誰になるか。グローバリゼーションの時代にふさわしくデムーロか、それとも平成の盾男こと武豊か、いや「フェミニズムの時代」(by新城カズマ先生の講評)であると平成を捉えるならば藤田菜七子という大穴が出てきたり…?

ということで、当方の結論は傾向と時代性を考慮して「◎キタノコマンド—ルが平成最後の天皇賞(春)馬」とさせていただきます。いやはや、これであたいも大儲けですね。あはははは!

そんな感じで以降は諸事情によりおまけのため有料です。ではまた!


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