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開発組織横断業務において強く意識していること (1/2)


開発横断組織に所属

私は開発の横断組織と呼ばれるチームに所属しており、
組織横断で取り組む業務の推進やハブ役として働いています。
普段、横断業務では案件ごとに私のチームから2〜4名ほど参加し、
上位層と合意形成を行いながら
各組織の状況のヒアリングや依頼、他組織との連携等を行っています。
今回は、このような業務を行う際に普段意識していること
3つのうち2つについて記載します。

1.共通化・統一化

横断組織は情報を整理し、比較や理解がしやすく混乱させないように
様々なことを共通化、統一化していくことが大切と考えています。
例えば、案件全体について情報を集約したいとき、
フリーフォーマットでヒアリングをかけると
各組織から異なるフォーマット、異なる整理で情報が上がってきます。
これでは集約した内容の理解にも時間がかかってしまいます。
一方、入力フォーマットをあらかじめ決めておき
各組織から情報を集約すれば組織間の違いも把握しやすく、
情報を整理することができます。
ルールや方針を定義することも共通化・統一化の一つです。
もちろんすべてを画一的に統一化することは
組織の判断権を奪ってしまうことになりますので
関係組織間のメリットデメリットを考え、共通化・統一化をすることが大切です。

2.客観的な視点を持つ

横断組織は、関係組織に寄り添い過ぎず、
客観的な視点を持ったほうがよいと私は考えています。
過去に関係組織に自分の古巣の組織があったことがあります。
その際は、質問をしなくてもシステム構成も内部事情もわかっており
スムーズに感じていました。
一方で主観的な見方になっていたとも感じます。
横断組織に長く所属していると多くの組織が見えるようになり、
古巣の組織の見え方も変わりました。
横断組織は客観的に見たときに
それが適切なのか判断する力を持ち合わせてこそ
横断組織としての役割を果たすことができると考えます。

また、組織間で業務負荷が偏りすぎない事も大切です。
横断組織が何もせず関係組織へ依頼ばかりを行っていると
依頼を受ける組織にとって、横断組織は
ネガティブな印象を持ち始めてもおかしくありません。
関係組織の業務のバランスを取ることも
客観的な視点を持てば可能なことと考えます。


ここまででだいぶ夜遅くなってしまいましたので
残りの1つはまた次回記載します。

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