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初めての在外投票

昨日(6月29日)、初めて在外投票をしました。

今年、参議院選挙があることが分かっていましたので、まずは3月に手続きをして「在外選挙人証」を発行してもらっていました。「在外選挙人証」の発行者は、私がU国に来る前に住んでいたN市の選挙管理委員会でした。ここの日本大使館で申請をして、それからN市まで連絡が行って「在外選挙人証」が発行され、それがふたたびU国まで送られてくるという何とも手間のかかる話です。

在外投票は本来の投票日の1週間前が投票締め切りのようで、今回の場合、7月3日まででした。そのため昨日に大使館に投票に行ってきたのでした。

大使館からの連絡で時間は9:30~17:00とありましたので、とくに事前連絡せず行ったのですが、あまり在留邦人の多くないこの国では在外投票する人も少ないのか、私が行くとわざわざ投票会場を開けて立ち会ってくださるようなことになり、ちょっと申し訳ないような気になりました。

日本での投票のような投票箱はなく、記入した投票用紙2枚(選挙区と比例)を、それぞれ別々にまずは小さな封筒に入れ、続いて大きな封筒に入れ、それを大使館の人に渡すと、さらに1つの封筒にまとめられるという、まるでマトリョーシカ(ロシアの入れ子人形)のようになっていました。

在外投票なのに選挙区も投票できるのか、と思われるかもしてませんが、海外に転出する前に住んでいた住所の選挙区で投票できる仕組みです。海外在住者のために「海外選挙区」があっても面白いかもしれないですが、日本に住む人たちから反対されそうで実際には難しいかもしれません。

それで私の投票用紙はまず東京に送られ、そこからN市の選挙管理委員会に送られるそうです。つまり7月10日にはN市のほかの投票用紙と混ぜられて、開票ということになるんだと思います。

こんなふうにして、私の初めての在外投票は終わりました。ここまで手間をかけて投じた1票が持つ価値はほとんどゼロかもしれないですが、海外からでも日本の政治に参加できることが確認できたのは良かったです。

どこに投票するかは、実は心揺れ動いたのですが、結局、サポーターになっている国民民主党に投票しました。国民民主党の立ち位置はふつうの人には分かりにくいと思われ、今回の選挙では議席を減らしそうな予想ですが、党の目指す政策は良いものが多いと思いますので、少しでもましな結果になってくれることを祈っています。


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