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「野良」イベント

「野良イベント」開催というふうに、最近、私のしていることが言えるかな、と思いつきましたので、少しまとめてみます。

昨年11月からイベントを私ひとりで企画運営しはじめ、これまで計6回開催しました。うち4回は、サロンと名付けている小さな講演会のようなもの、残り2回はコンサート、映画上映会でした。

(本当は、この活動のnoteを作ってみようと思っているのですがまだできておらず、ここではかなりあいまいな書き方になってしまってごめんなさい。)

テーマとしてはユーラシア、その中でも草原世界とその周辺世界の伝統文化・歴史などを扱っています。

これらのイベントを「野良」と名付けようとするのは、上のようなテーマだと、一般的には大学や行政が開催することが多いのに、そうでないところが私のイベントの特徴で、それが「野良」という言葉の語感と通ずるところがあるのではないかと思うからです。カルチャーセンターとは共通する部分があると思いますが、民間でも、カルチャーセンターは組織立った活動(というか営利活動)で、私のイベントはそうではないところが「野良」っぽく思われます。

主催が研究会であったりNPOであったりすれば、何人もの会員が関わると思いますが、私のイベントの場合、私ひとりで企画して当日運営もほぼひとりでまわしています(ひとりではどうしようもない場面では話題提供者の方や、参加してくれている知り合いに助けてもらいます……)ので、そういうところも「野良」っぽいです。

「野良」という言葉の意味は、本来は「野・野原」で、それが転じて「田畑」も意味するようになったそうです。「野良仕事」は後者で、「野良犬」は前者ということになります。「野良犬」「野犬」はちょっとニュアンスに違いがありそうですが、言い換えられますよね。

そうなると「野良イベント」は、言葉の本来の意味に従えば、「野でおこなうイベント」あるいは「田畑でおこなうイベント」であるべきです。しかし、国語のできない、言葉にいい加減な私にとっては、「野良犬」「野良猫」などのイメージから、「家で飼われていない」「社会のルールから逸脱している」というような語義を感じて、そこから「組織によって運営されていない、組織の常識にのっとっていない」イベントを「野良イベント」と名付けると、それらしく感じてしまうわけです。「野良犬」「野良猫」は本来、ただの「野にいる犬」「野にいる猫」なんでしょうけれども。

ちなみに「のら息子」という場合の「のら」は、なまけること、なまける人、遊びに身をもちくずすこと、遊びに身をもちくずす人、ならずもの、といった意味だそうです。「どら息子」は、「のら息子」に罵倒する気分が加わると「の」→「ど」と変化して、そうなるそうです。

「野良」と「のら」の違いはまったく考えたことがなかったので、今、これを書こうとして調べて、少しわかりました。下記の文章が分かりやすいです。

自分自身の活動について話すつもりが、ただのうんちく話になってしまった気もしますが、そういうわけで自分のしているイベントを「野良イベント」と定義していこうと思います。自分で「野良イベント」主催者と名乗るべきかは別問題な気がして、判断がつきませんが……。

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