ボランティアって、良いこと?

外国で長く暮らしてみて思うことは、ボランティアということが、ここの国の人たちにとって本当に良いことか、ということです。広い意味でのボランティアはもちろん良いことだと思っています。阪神淡路大震災のときのボランティアの活躍のようなことはぜひ必要なことだと思います。しかし外国におけるボランティアについてはどうでしょうか。自然災害のような非常時であったり、貧困のあえぐ人たちを助けるようなことは必要だと思います。しかしそういった至急のものでないことで助けてあげるという場合、ボランティアでそれをしてしまうと、先進国から何でも助けてもらえるから、自分たちでは何もしなくていいんだ、あるいは、自分たちのやり方は劣っているから、先進国に何でも教えてもらわないといけない、そんな気持ちを外国の人たちに植え続けることになっているのではないでしょうか。ボランティアとしてではなく、少なくとも、相手国での正当な対価(日本人にとってみてば少ない金額でも)は支払ってもらって、手伝ってあげるべきだと思います。

(2022年2月5日、アメーバブログに投稿した記事)

私の不定期で、きままなnoteを読んでくださって、ありがとうございます。「わらしべブログ」だけに、いただいたサポートはnoteの記事でお返ししていくしかないのですが、いつか大きなお返し(面白い記事を書くこと)ができますように。