白いタクシー

日本ではお金がなくてタクシーとは縁遠い私ですが、海外にいるとタクシーを使うこともあります。モンゴル、今のU国と来て、白タクを使うことに慣れました。モンゴルではあまり移動が多くなかったのでそんなにタクシーを使わなかったですし、生活が苦しかったですのでバスを使うことがほとんどでした。モンゴルのバスは混んでいるし、すりもいるのでいつも緊張しながら乗っていました。しかも渋滞が激しかったですので、バスの中に1時間閉じ込められるようなこともざらでした。一方、今のU国では、少し余裕ができてタクシー(白タク)を使いますが、これがちょっと面倒で、乗り込む前に値段交渉をしないといけません。シルクロードの国ですから生活していると常に値切らないといけなくて疲れます。タクシーの値段の相場が正確に分かっているわけでもなく、また目的地も決まった場所なら言えてもそうでなければあいまいにしか伝えられないですので、完全に不利な値段交渉をするわけです。最初は本当に嫌だったですが慣れとは怖いもので今は普通に乗れるようになりました。でも懐かしいのはモンゴルの白タクで、モンゴルでは値段交渉が必要なく、タクシーに乗ったら運転手が距離メーターを0にして、そして降りるときに何キロだから、それに相場のいくらを掛けていくらいくらという計算でした。よほど悪質な運転手でなければぼられることもなく安心でした。一度は日本人からはお金をもらえないとか言って、タダで乗せてくれた運転手がいたほどでした。

(2022年2月11日、アメーバブログに投稿した記事)

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