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自業自得型停電

停電といえば普通、大規模な災害や、あるいは技術的なトラブルによって発生しますが、私のアパートは今、「自業自得型停電」中です。

今日、昼前、何かプチンという音がしてアパートが停電しました。U国で停電はときどきあるのでいつものことかと思い、あまり深く気にせず数時間過ごしました。しかしいつもは冷蔵庫が止まる音で昼間の停電を察知するのですが、いつもとは違うプチンという音が気になってきました。

もしやと思い、部屋の外の階段の外灯を点けてみると、なんと点く。つまりふつうの停電は少なくともアパート全体が停電になるのですが、今日は私の部屋だけが停電していることになります。思いつくことといえば少し前にU国では古いタイプの電気のメーターに変わり新しいメーターが導入されたこと。料金不払いだと遠隔操作で電気を止めることができるらしい。つまり、どうもうちのアパートは電気料金が足りなくなって電気を止められたみたいでした。

ここの電気料金は前払い制なのですが、以前のメーターは今いくら使っているかが明確に表示されていたので、そろそろ足りないなと思うと大家さんに頼んで電気代を払ってもらっていました。しかし新しいメーターになっていったい今の数字がいくらなのかよくわからない表示になり、いつ電気代を払ったらいいのかよく分からなくなってしまいました。仕方がなく適当に大家に頼んで電気代を払ってもらっていたのですが、ここ数ヶ月支払わないままになっていたのでした。

よく分からないシステムを導入した電気会社には腹が立ちますが、いかんせんここは専制主義の国。一市民が怒ったところで権力を持った者が勝つ世界です。大家と話して、今日は日曜なので電気代が払えないので、明日払ってもらうことにしました。

専制主義、腹立つー。

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