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少しの絵と、文章を。

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挿絵のあるエッセイのような記事たちです。ちょっぴり元気になってもらえるような暇つぶしコンテンツを目指しています。
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2021年8月の記事一覧

藁中のらくがきnote #14

「グランマ・モーゼス展」先日、ずっと行きたいと思っていた「グランマ・モーゼス展」に行ってきました。 平日を選んだのですが、思っていたよりも来場者の方が多くて、人気が伺えました。 初めて、音声ガイドを利用してみました。 すごく音質いいんですね!(いや、当たり前か…) 俳優の吉岡秀隆さんによるガイドで、 優しい声と、落ち着いた声音に一層癒されました。 恥ずかしながら、この画家さんのことを存じ上げなかったのですが、 どの作品も、本当に素敵で…! 亡くなる直前に描かれた、最後の

藁中のらくがきnote #13

何度も読む本、読みたい本今日は、絵のお話ではなくて本のお話。 先日、恩田陸さんの「夜のピクニック」を2度目の読了しました。 かなり前に読んだきりだったので、大まかな流れしか覚えていなかったので、また新鮮な気持ちで読めました。 私は忍くん推しですね〜〜〜こんな高校生います…? なんて素敵な考え方、そして大人なんだろう…一生友達でいたいです。 何度も読む本はもっぱら、エッセイ。 気負いせず読める、日常のお話が特に好きです。 特にお気に入りなのが、 「大泉エッセイ」 「阿佐ヶ

藁中のらくがきnote #12

絵を描かない人に囲まれることも大切。最近、環境がガラリと変わって、「絵を描かない人に囲まれることも大切なんだ」と感じるようになりました。 同じ感覚で生きる人、同じものを好きだと思える人と出会って、共に生きて行くべきだと、どこかで強く思い込んでいたのかもしれません。 絵を描く人としか仲良くなれないとか、もしかしたら心のどこかで思っていたのかも。 違うなぁ。全然違うなぁ。 先日、初めてお話しする方が「筋トレが1ヶ月しか続かなくて挫折した」とおっしゃっていて、私は「1ヶ月も続

藁中のらくがきnote #10

落書きの個性SNSなどで拝見する、作家さんそれぞれの落書きイラスト。 鉛筆やシャープペンシル一本で仕上げられた絵こそ、すごく個性があるように思います。 子供の頃からそうなのですが、ラフな線で描かれた落書きにすごく魅力を感じます。 勢いのあるザカザカとした線の人、 線数が少なく、洗練された一本一本の線で描く人、 筆圧だってみんなそれぞれ違うから、一人として同じ印象を抱いたことがありません。 だからつい、落書きや線画の状態を見て「線が綺麗!」と言葉をかけることがあります。 「