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少しの絵と、文章を。

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挿絵のあるエッセイのような記事たちです。ちょっぴり元気になってもらえるような暇つぶしコンテンツを目指しています。
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2021年7月の記事一覧

藁中のらくがきnote #9

人と比べて凹まないために、「自分の絵を好きになる」。学生の頃、とにかく絵の上手なお友達が周りにたくさんいました。 学年に数人、絵の上手な子がいるのは珍しいことではないとは思いますが、 私の学年はそれはもう絵の上手な子が大豊作(失礼な響きだな…)だったんです。 そんな子達の絵を毎日見せてもらえて、絵の交換をしたり。 (もらった絵専用のファイルを作っていて、自分の絵よりも常にパンパンでした。) 毎日目の前で絵を描いてもらえるんだから、本当に贅沢な日々でした。 もちろん、当時はこ

藁中のらくがきnote #8

先日、問題(この表現は間違っているかもしれません)になっていたイラストの模倣や、昨今多い無断転載について書いておりますので、(しかもめちゃくちゃ長いです) 見たくないよ!という方は、下の目次から「祈り」の項目まで飛んでくださいませ。 SNSのアカウントも、ひとつの「美術館」昨今、展示会やイベントを主催してくださる方も多く、日々素敵な企画が開催されています。 絵を描く人も、きっとどんどん増えているのだと思います。 今や、絵を無料で見ることができるのは当たり前に近いことで、 ほ

藁中のらくがきnote #7

気に入ったものが、根こそぎ取扱終了する…。このらくがきnoteに載せている絵は、お気に入りのスケッチブックを使用して描いているのですが、 一日一枚使うので、当たり前ですが消耗が激しくて…。 もう残すところあと数枚なので、数冊まとめ買いしようと思って画材屋さんに行ったんです。 そうしたら… 「もう取り扱ってなくて…」と親切な店員さんが申し訳なさそうに教えてくださって…。 今年、このセリフを聞くのは実は2回目。 すごく気に入っていた水彩紙も、取り寄せないと手に入らないと言われ

藁中のらくがきnote #6

格好よくなくとも絵を描きたい。失礼な響きかもしれませんが、歌手の方が綺麗な伸びる声で歌い上げる姿を見ると、「生きる楽器だ」と感動してしまいます。 弦があるわけじゃないし、体を叩いて音をだしているんでもないけれど、 身体中で歌ってる姿は、本当に格好いい。 星野源さんの「Pop Virus」の歌詞で 「口から音が出る病気」 というフレーズを聞いて、すごく心に残っています。 じゃあ私は、「手が線を引く病気」かな? 「生きる文房具」とか? え…なんか思ってたのと違う…。 「がお