Bのコミュニティの中で、一番Aに詳しい人でいること
私は、会社の中で一番サックスの演奏がうまい。
今の業務委託先は7名程度の会社なので、まあ、ありえる。
会社の方たちは、ジャズを演奏する知り合いが居なかった(もしくは少ない)ようで、私のライブに興味を持ってくれて、聞きに来てくれたりする。
彼らの中で「一番サックスが上手な知り合い」の座を、私は獲得している。
読んでくれている方の中にも、興味のある2つ以上のコミュニティに参加して、同じ体験をしている人もいると思う。
音楽以外のコミュニティで有名になった友人
最近、身近なバンドメンバーが映画に出た。
ジャズとは無縁のコミュニティだったけど、彼のサックスをとりあげて、演奏メインで出演していた。
反応を見ると、初めてジャズに触れる人、演奏する知り合いが居なかった人など、とにかく新鮮に見えているように感じた。
同じコミュニティだけにいるとくすぶる
大学から今までと20年以上、似たようなコミュニティで音楽を続けてくると、どうしても細かなことばかり気にしてなっていた。
たぶん、そんな細かいことはどうでもよくて、
というだけで、音楽以外のコミュニティの中では、一番楽器が吹ける人、になれる。
同じコミュニティに居続けると、なかなか変化を感じられず、伸び悩んで見えるけども、すでにできていることで、十分に喜んでもらえることはあるんだ、と思った。
人のため、自分のために頑張るバランス
すでにできている事で、周りを楽しませる・喜ばせることはできる。
今できる一番の演奏を、音楽ってこんな楽しいんだよ!の気持ちを、
音楽以外のコミュニティで楽しんでもらう。
これは、周りの人のため。
とはいえ、このニッチな場所で咲いたことで、天狗になっていても仕方ない。
今までの、ジャズのコミュニティでも、自分のできなさを味わいながら、自分の鍛錬のために活動は続ける。
これは、自分自身のため。
何かが上手くなりたい、という時、同業者に評価されることは、すごく励みになる。
一方で、同業者だからこそ、評価を得るのは非常に難しい。
一つのコミュニティに閉じこもると、すでにできていることもできてなく見えがちだが、自分には才能がないんだ、と凹むことはない。
コミュニティが変われば、十分、すでにできているのだから。
客観的には、できていることの方が多い。
2つのコミュニティをまたがって気づいたこと。
自分はすでにできている。
それでも、さらに上達したいから、自分のために頑張る。
それは巡り巡って、今のお客さんにもっと良いものを届けられる。
こんなサイクルに入って、楽しく、続ける。
写真:コンピュータと楽器。自分の属する異なるコミュニティ。
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