例えば、10万円を1日で使い切ってみる
私は働き始めた頃は財形をしていて、貯金額が貯まるのを見て
喜びを感じるタイプだった。
1年間の労働に対して、いくら貯蓄が残ったか。
その額の多さで、苦労が労われる気持ちになっていた。
貯金が増えても嬉しさは少なかった
貯蓄は、いざという時のための備え、とはいうものの、
そんなビッグイベントもなく、淡々と貯蓄を続けていた。
投資・運用をするわけでもなく、ただ淡々と貯める。
労働時間と比例して貯まってはいくけど、
嬉しさ、安心感はあるような、無いような気持ちだった。
先日、友達から『DIE WITH ZERO』という本を借りた。
貯蓄がちょうど0になるまで使い切ってから死にましょう、という本。
その中の一節で、
というのがあった。
本の中では、20代の若者に対しての言葉ではあったけど、
ふと、10万円を自分のために使うとしたら何をしたいか、考えてみた。
自分のために10万を使うとしたら?
日常でポンと出せる額ではないけど、
必要であれば出せない額でもない絶妙な金額。
お金を使う、というと、値段から逆算して考えるけど、
お金を使ってどんな時間を過ごして、
どんな気持ちになりたいのか、が大事な気がした。
たぶん、服を買っても良い食事をしても、旅行に行っても、
それ自体が自分を満たしてくれるのではなくて、
こういった時間を過ごして得られる感情に
価値があるんだろうな、と思った。
得たい感情のためにお金を使う
もし10万円を1日で使うなら、自分だったら
一緒に思い出を作りたい人と過ごすためにお金を使おうと思う。
自分の手元にお金に変わるモノは残らないけど
この時間を過ごして得られた自分の満足感が
普段の仕事を頑張るエネルギーになったり、
その相手との深い関係性になれたり、
形には見えない大きな価値になると思う。
私が10万円を1日で使うとしたら、思い出作りに使いたい。
もちろん、人によっては欲しかった物を手に入れる喜びだったり
一人で旅行したり経験したことが宝になる人も居ると思う。
あなたは10万円あったら何に使いますか。
お会いできたら、ぜひお話を聞かせてください。
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