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それを受け止めた時に、正しく挫折する

挫折は、人生を見直す良い機会だと思う。
就活などでも挫折体験を話させたがる企業は多い。

「誰もが挫折体験すべき」なんて
ハラスメントをいうつもりもない。

しかし、生まれてから徐々に育まれてきた今の考え方が
本当に「自分にとって正しいか」を見つめ直すのに、
大事な体験だと、私は思う。


挫折となりうる体験は、実はしている

実は誰もが挫折となりうる出来事をすでに体験していたりする。

仕事で失敗した
恋人に別れを告げられた
試合に負けた
上司や同僚に失望された

自分にとって大事な場面で思うようにいかなかった時
相手のせいにする人がいる。

「客先の担当者が仕事できない人だったから」
「運命の相手ではなかった」
「今日はメンバーの調子が悪かった」
「あいつこそ仕事ができないのに何言ってるんだ」

その取り組みがそれほど大事なことではなかったのかもしれない。
相手のせいにすることで、自分の欠点を認めなくて済むので
傷つかないためにそう思おうとしたのかもしれない。

そうやって、「自分は間違ってない」と思うことを繰り返すうちに
挫折しない鉄の脳が出来上がっていく。


恵まれて生まれた人の挫折

先日SNSで友人が紹介してくれた動画で、思わず見入ってしまった。

この方のことは、表面的な華やかな印象しかなかったけど
ここで話していることは本音なんだろうな、と感じた。

本人も言うように、能力や環境的に恵まれた人で、
他者との関わりにおいても、「自分は間違ってない」を貫き
思い描いた全てを手に入れた(つもりでいた)。

それでも、心には無理があったのだと思う。
体調不良という形で、挫折を体験することになった。


挫折の先に感じるもの

もしこの文章を読んで、「自分には挫折が必要かも…!」と感じた方が居たとしたら、すでに挫折できる体験は起こっているかもしれない。

自分の周りに起こった出来事を他人のせいにしていないか
思い通りにならない時、自分にできることを怠っていないか
もし「自分が間違っている」としたら何を変えられるか

挫折を味わう瞬間は、惨めで、恥ずかしくて、カッコ悪くて、辛く悲しい気持ちになるかもしれない。

けれども、それを受け入れて向き合った人には、「自分にとっての正しさ」がきっと見つかる。自分の人生をあらためて生き始めることができる。


私は、自分に能力がないことを自分で認めた時「これが挫折なのかもしれない、」と涙が出つつも、なぜか嬉しい気持ちになった。



それを受け止めた時に、正しく挫折することができる




聞き屋では、毎月「聞き屋の日」と題して無料オンラインセッションを実施しています。
自分の挫折を見つけたい方、挫折した自分から立ち直りたい方、自分の本音に向き合いたい方、ぜひお話ししにきてください。


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