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友達の価値観を知っておく

年末にバンドのライブを予定している。

自分達の企画なので、会場確保や、音響、
広告、宣伝、撮影その他もろもろ、
演奏以外の準備を進めている。

運営のメンバーと日々やり取りをする中で、
意見がぶつかることもある。

多くの衝突は、大事にしている価値観が違うことに
起因だけのこと。

アマチュアサークルの話ではあるけど、
仕事や家族や友達関係にも繋がるなあ、と感じる。

一緒に大きなプロジェクトを進めたい、
長く一緒に活動していきたいから、
相手の価値観を知ることを
諦めずに続ける。

音楽性を大事にする人

音楽サークルの本質でもあるから、
この価値観を持つ人が一番イメージしやすいだろう。

音楽性の追求こそが価値だと思う人。
うまい演奏、かっこいい演奏を最重要に考えていて、
当然、練習熱心で、本人も演奏技術が高いことも多い。

演奏に誇りを持つ反面、集客が苦手だったり
広告宣伝、ライブ全体の盛り上がりなどには
関心が薄い人もいる。

彼らには、バンド全体のクオリティを保つため
今のメンバーで何が必要かを、
時に厳しく、一緒に考えてもらうようにしている。


集団の調和を大事にする人

みんなと集まって何かをやりたい!という人は
サークルに入りたい気持ちがあるので
運営の中核になる人でもある。

音楽性にはそれほどこだわりが強くなく、
提案されたものを自分なりに素直に楽しむ。

尖った意見を主張する人や、欠席する人が多いと
イライラしたり寂しく感じたりする。

みんなと穏やかに楽しい時間を過ごせることを
大事にに考えているから、
バンドメンバーと関わる機会の多い仕事をお願いしたり
トラブル時に仲裁に入ってもらったりもする。

コツコツと、淡々と、集団のために
安定した運営に協力的でありがたい存在でもあるが、
新しいチャレンジには少し不安を感じたりするので
一緒に不安材料を取り除くように、
話を聞くようにしている。


みんなでワイワイやりたい人

とにかく盛り上がるイベントが好きな人もいる。
今楽しいことが一番で、ライブ後の打ち上げのために
練習しているような場合もある。

コツコツとした練習やスケジュール管理とかは
そんなに得意じゃないから、
ライブが盛り上がるために必要な役割を
お願いしたりする。

人と過ごすのが好きな人たちは、交友も広いので、
集客で力をものすごく発揮してくれる。

一人でコツコツ練習するのが退屈な人もいるので
一緒に練習しよう、と声をかけたりする。

気分屋に見えることもあるけど、
演奏と、それを聞いてくれる方がいてこそのライブなので
この価値観を持った人も、バンドには欠かせない。


人は簡単にグループ化できない

何年かの付き合いで、
「こういうことは嫌だろうな」
「こうなったら楽しんでくれるかな」
という方向性だけ、ほんのりわかってきたくらい。

他人の価値観は、一生理解しきれないから、
そう決めつけずに、いつでも相手の話を聞く。

お互いの価値観を押し付け合うと地獄になるが、
それを知っているだけで、コミュニケーションが取れ
心の壁が取り除かれる。


他人を知るには、まず自分から

自分の価値観を知らないことには、
他人に振り回されてしまうから、
まずは、自分が何を大事にしているかを知ること。

「この気持ちが感じられるから、楽しく続けられ」
「これを無視されるくらいなら、離れよう」

自分の価値観がわかると、
他人との価値観の違いが見えてくる。
価値観に良い悪いはないので、
「あー、それを大事にしているのだな」と
ただ、理解すればいい。

一緒に、楽しく、
人生の時間を過ごしたいから、
友達の価値観を知ることを、諦めない。

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