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5年後の自分を一緒に見つける

学生の頃は、毎年クラス替えや3年ごとに進学があり、
自分の外の環境が常に変わってきた。

努力しなくても、変化はやってきたし、
環境についていけば何とかなる、と思ってた。

社会人になると、異動か転職で環境は変わるけど、
そんなに頻繁に起こるわけでもなく、
一年が過ぎていく。

お給料をいただく代わりに、人生の時間を捧げる。
なりたい自分より、使える自分でいた方が喜ばれる。

私は、上司との面談で「5年後にどうなっているか」なんて聞かれたこともあるけど、本気になれないお行儀の良い未来しか答えられなかった。


未来は、苦労せず楽して手に入れてもいい

さて、自分の未来を描くとき、何かを身につけて強くなって、稼ぐ力がなければ到達できない、という思考になりがちだ。

未来を描いても、現実にするには諦めない心揺るぎない努力と、運を味方につけないと、たどり着けない。と思っている人もいる。私もそうだった。

そんな苦労する未来なんて叶う確率が低いんだから、考えるだけ無駄、という思いになるかもしれない。


では、もし、身につけなくても、強くなくても、稼がなくても良いとしたら?
それでも未来に近づける選択肢があるとしたら、どうだろうか?

辛い思いをしながら頑張っても心折れてしまうなら、
自分にとって楽で楽しく、喜びの多いやり方を選べばいい。


方向を決めて、一番楽な方法を探す

まずは、こうなったら嬉しい5年後を浮かべる。
具体的に方法は、後で考えればいい。
心の中のうるさい外野を黙らせて、
自分はどうなったら嬉しいのか、思い描く。

何をやって日々を過ごしたいか?
どんな人と関わって毎日を送りたいか?
自分の行動で、誰に喜んでもらいたいか?
何か突き詰めたいもの、周りに伝えたいことはあるか?

できるだけ心が素直に感じる方向性を知っておく。
どちらに人生が進んだら嬉しいか、安心か。

何かチャンスがやってきた時、この指針があると判断材料にとても役立つ。
自分の方向性がわからない人は、チャンスを取り逃がす。


次に、やり方を考える。

効率的に人に教われるなら、誰かに習いに行く
人と一緒にやるのが楽しいなら、一緒にやる友達を探す
一人でやるのが気楽なら、一人でできる時間を作る

諦めない心を持とうと頑張らなくても、楽しくて続けられればいい。
揺るぎない努力をしなくても、楽しくてやれちゃうならそれでいい。

自分にとって一番楽なやり方で、
全力で楽しむだけでいい。


自分が何をしたいかは、心の扉の奥にある

なりたい自分、嬉しい未来を描くのが難しいという人はいると思う。
日常では、周りの求める姿である事ばかり期待されるから、仕方ない。

なりたい自分は、急には見つからないかもしれない。

それでも、見つけようと心の扉の鍵を探し続けること。
他の人の引き出しの開け方を聞いてみたり、
その鍵に近いかもしれないことをやってみたり、
扉のことを友達に話してみるのもいい。

一人では見つからないから、
いろんな人と出会って話して、一緒に見つければいい。

5年後に、その扉を開いた自分であることを願って。


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