自分にとっての「あたりまえ」を武器にする
先日、自分を辛くさせている「あたりまえ」を捨てる、
という事について書いた。
今回は、自分が生まれつき持たされた「あたりまえ」を
使いこなして楽に生きよう、という話を書きます。
いつの間にかやってること
私は話を聞く仕事をしているので、
いろんな方が「あたりまえ」にやられている話を
聞くことがある。
自分の「あたりまえ」は、
天性のものか、家庭環境や体格だったり、
いつ・どう身についたかもわからない。
息をするように、自然とできてしまったり、
考える間も無くやってしまう、思い込みかもしれない。
それでも、自分に持たされたその気質を
理解して、周りに役立てられたら、
楽に気持ちよく社会で生きていくための
大事な武器になる。
これまでに出会った人の「あたりまえ」を
今日の記事では紹介してみます。
読んでくれた方の「あたりまえ」が
見つかりますように。
猛烈に働く人
彼は会社の稼ぎ頭で、社員全員に頼られている存在。
やるべきことが見えていて、経験と知識から、
最善策を提示できる人。
年次や役職なども遠慮せず、
自分の考えを議論できる好戦的な気質を活かして
迷いなく押し進めているように見える。
保守的な面もあると本人は語るけど、
その面を持ち合わせてこそ、一番安全で確実性の高い選択が
選べてるのだと思う。
彼は自分にできる「あたりまえ」を生かして
仕事を楽しそうに猛烈に働いている。
気になることを試すのに出費をいとわない人
彼は「今の仕事から離れて、別のやりたいことを始めたい」
と思いつつ、
生活費や貯金を切り崩すことに抵抗があるようだった。
やりたいけど、踏ん切りがつかない、という様子。
よく話を聞いてみると、やりたいことを見つけるまでに
色々な習い事を、3ヶ月とか半年とか、
たくさん経験してきているようだった。
「お金のこと気にしてたけど、その出費は平気なの?」
と私が聞くと
「気になる事には出費をいとわないのかも」
と話してくれた。
彼のあたりまえは、「興味のあることに少しの出費なら
フットワーク軽く取り組める」ということ。
大きな決断には腰が重くなるけど、
少しの負担で気軽に試して体験してみることが、
彼の「あたりまえ」を活かして人生をおし進める
勝ちパターンだと感じた。
人によく道を聞かれる人
彼はおっとりとして見えるし、
他人のことをよく気にかけられる人。
人に道を聞かれる、というのは、
顔つきや体型の見た目もあるし、
性格から滲み出る仕草や行動も含んで
初対面の人に安心感を持たせられる武器でもある。
新しい環境に行っても、誰かが声をかけてくる。
戦いで言うならば、初手に役立つ遠隔攻撃の
スキルかもしれない。
彼にとっては「あたりまえ」かもしれないけど、
それを努力しても手に入れられない人もいる。
初手で惹きつけられるのは、大きな武器だ。
人と気軽に話せて人脈が広がる彼は、
みんなに安心をもたらしながら、楽しんでいる。
「あたりまえ」の武器を磨く
大人になるにつれて、いろんな他人と出会うにつれて、
他人が「あたりまえ」にできる能力を羨む気持ちもある。
魅力的な容姿、勉強に集中できる力、
なんでも器用にこなせる手先。
他人と比べてしまうと、羨ましい能力は無限にあるし、
努力で手に入らないものがほとんどだ。
だから、生まれ持ったこの「あたりまえ」の能力を
生かさない手はない。
自分の「あたりまえ」の武器を持っていることを
まずは自覚すること。
そして、自分の進みたい道を進むのに、
適した方向に磨いていく。
自分の「あたりまえ」は、
当たり前すぎて一人では見つからないし、
他人と話すことで、初めて自覚できるかもしれない。
自分自身のことを、いろんな方と話してみてください。
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