「聞き上手になるワークショップ」を開催しました
昨日、中野区の若者向けフリースペース・まごころドーナッツさんにて、
「聞き上手になるワークショップ」を開催しました。
こちらのフリースペースは、高校生から39歳までを対象に、進学や就職、人間関係のことなどを、家でも学校でも職場でもなく安心して過ごせる場所として常設されています。
友人から紹介してもらい、聞き屋として何かお役に立てるかと思い、参加させていただきました。
普段は、個別のセッションを行なっていますが、複数の方とが参加できるように、ワークショップ形式での開催になりました。
聞き上手になる前の不安
聞き上手になるメリットはスムーズに理解してもらえたのですが、いざ自分がなることを想像すると、いくつか不安もあるようでした。
参加者の皆さんが、日常の会話で、それぞれの悩みや不安を抱えていることを話してもらいました。
聞き屋の考えとして、「聞き上手であるためには、まず自分自身に安心していられることから始めよう」とお伝えしました。
相手の話に集中し、その対話に真摯に向き合うためには、自分自身の不安や迷いを知り、体調や気分が良い状態に整えておくことが必要になります。
聞き上手になるワークショップでは、自分自身の状態を知ることから体験していただきました。
自分の感情を言葉にするワーク
イベントの後半には、「自分の好きなことについて、楽しい・美味しい・好き、をより自分の言葉で説明する」というワークを行いました。
私も、よく行く飲食店について感じてることを書きました。
高級感については服装の制限があると辛い、と共感してもらえたり、
一方で名前を覚えられるのが苦手、と感じる方も居ました。
普段は、「あのお店美味しいよ」くらいしか話さないですが、人によってさまざまな価値観があることをお互いに知ってもらうことが目的でした。
参加者のそれぞれのテーマは次のようなものでした。
映画「天気の子」について
洋楽
絵の創作
ゲーム「War Brokers」について
「お文具さん」が好き
好きな喫茶店について
ここには書ききれませんが、このタイトルからは想像もつかない、個性豊かな視点でのさまざまな洞察を、それぞれお話していただきました。
会話の中の情報、だけではなく、話し手がそれに惹かれている感情について、興味深く「聞き上手」をされていました。
ワークショップで伝えたいこと
聞き上手になるには、自分の今の感情を知ること。
自分と他人の価値観は違っていて、そこに良い悪いはない、ということ。
自分の心の感じたことを他の人に聞いてもらう。
お互いに聞き合う。
そんな時間が、自分が思ったことを話していいんだ、という体験につながることで、自分自身の存在に安心し、他者の話を聞けるようになるのだと思います。
このイベントをきっかけに、聞き上手が増えていきますように。
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