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EPICソニーと水道橋博士と差別の一日

9/23(木・祝)

午後、原宿でBS12「BOOKSTAND.TV」収録。10月刊『EPICソニーとその時代』著者スージー鈴木さんが水道橋博士の番組に出演するので同行。13時半にスタジオ入り。

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ほぼ同時期に出る彩流社刊『平成Jポップと令和歌謡』とともに、スージーさんが『EPICソニーとその時代』もしっかり紹介。水道橋博士が『EPICソニー~』のほうは事前にゲラも読んでいて、絶賛してくれたのがうれしい。

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水道橋博士とも少し会話。博士のnoteから連れ合いがジェンダーに関心あることがうかがわれたため、わたしが編集担当の『「非モテ」からはじめる男性学』『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』を2冊贈呈。

夜の予定まで時間が空くため、神保町に移動し読書とゲラ読みに費やす。堅田香織里『生きるためのフェミニズム』を読了。昨日の続きの12月刊初校ゲラ読みはようやく半分ぐらいまで来た。

夜は田原町のReadin' Writin' へ。『「悪意のないマジョリティ」とは誰か?〜『差別はたいてい悪意のない人がする』刊行記念トークイベント』に会場参加。登壇者はケイン樹里安 × ハン・トンヒョン × 出口真紀子 × 梁・永山聡子。出口さんが翻訳された『真のダイバーシティをめざして-特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』がとてもよい本だったので、出口さんには一度会ってみたかった。

内容はこちらのtogetterにまとまってます。

ケイン「差別は絶対にいけないことだと教えれば教えるほど、自分は差別していないという確信を深めてしまう。差別を自分と縁遠いものだと印象づけてしまうと、それを回避して、自分が差別しているのではとか、もしかしたら差別されているということさえ気づけない」
ハン「差別を気持ちの問題として教えると、悪意がないから差別ではないということになってしまう。悪意がなくても、構造にタダ乗りすることによって差別をしてしまう。逆にいえば、差別したからといって悪人になるわけでもない。構造に乗ってしまったことを自覚して謝ればいいと学生には教えています

たくさん思うところがあって、とくに印象深いやり取りの一つは、ケインさんとハンさんのこちらのやり取り。最近はオンラインイベントに慣れてきたけども、やはり会場ならではの緊張感の伝わり方もあり、終了後にゲストに話しかけることもできる会場参加がベスト。

●きょう届いた本

キム・ジヘ『差別はたいてい悪意のない人がする-見えない排除に気づくための10章』大月書店,2021 ReadinWritin

福永操『あるおんな共産主義者の回想』れんが書房,1982 メルカリ


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